騙せる日本人
岐阜市で仕事の打ち合わせで喫茶店を利用した。午後の2:30頃、話が一段落したところでフッと隣のテーブルを見た。
派手な身なりの女性が熱心に本を読んでいる。自然な顔つきでは無いので、どこか加工をしているのだろう。そういえば、着ている服の配色も面白い彩だ。
熱心に何を読んでいるのか気になったが、本を開いているので、題名は確認できない。
こちらの視線に気がついたのか、急にこちらを振り返った。嫌な顔をして睨み付けられた。
彼女は本を閉じて、車の鍵を持って店を出ていった。BMWの鍵に大きなキッネの尻尾の毛皮が付いている。
読んでいた本の題名が『騙してもまだまだ騙せる日本人』
彼らは研究に余念がない。
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