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中村天風
中村天風について色々調べているが、解説書に面白いものを見つけた。
明治35年生まれの安武貞雄氏が「心身統一法」について解説している書籍に、面白い記述があった。
宇宙に電気という力、すなわち目に見えぬ、形のない一種の気があって、これを人間が発電機という機械を通じて利用すれば、電燈という光となり、電熱器という熱となり、電力という力になる。現れた形は違うが、それらの元の力は宇宙間の存在する電気という無形の気なのである。
このように「電気は宇宙にある、目に見えない形のない一種の気」であるととらへ、外部からの力を加えることにより形を変えて利用することができる。と考えているようである。
安武貞雄氏の所見は、言葉足らずであるが、現状の技術での、化石燃料を利用する自動車から、電気自動車とか水素自動車などに転換しても決して経済的であることではなく、電気を作り出したり水素を作り出すために等価のエネルギーを消費していることを伝えていてくれる。