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お稽古

新年会が開催できなくて半年経過した。

まん延防止が解除された21日、新年会を兼ねて練習はじめがあった。

半年ぶりのお稽古、すっかり忘れてしまっている。

先生のお声を聞きながら、かすかに思い出している。

『葵の上』の謡中、後妻打(うわなりうち)という言葉が出てきた。語源はここだったのか。

六条御息所の生霊が葵上に祟る。それを仏教の力で退散させるという筋書きだが、女性は古来強かったのだ。

歴史と、物語と、謡い方を同時に勉強するわけだが、奥が深くて興味は尽きない。

いつもはこの後、楽しく料理をいただいて懇親会をするわけだが、今回は感染症の騒ぎで、弁当お持ち帰りの解散となった。

クラスター発生場所の2%は飲食店だそうだから気をつけなければならない。

早く、マスクなしでお謡いのできる日が来ることを祈念して、来月から再開する練習に備えよう。

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