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神楽笛

先日久しぶりに神楽笛を吹いた。

篳篥と音程が合わない、少し高めに出てくる。

神楽笛も龍笛も日本の笛にはフルートのような調整管が付いていないので口で調整するしかない。

手持ちの神楽笛は古民家から出てきた煤竹で作ってもらったので、竹が乾燥していてすごく太くて良い音がするのだが、ピッチが合っていない。

演奏があまりにも大変なので、ネットオークションに出ていた神楽笛を落札した。

旧家蔵初出 龍笛と書いてある。
写真を見れば神楽笛と一眼で分かるのにこの表示はなんなのだろうと思いながら、そんなに出鱈目に悪そうに見えなかったので落としてしまった。

届いた現物は新物で、20年ほど経過している。
保管が悪く埃だらけで汚かったが、アルコールで拭くとまあ、練習用にはなる。

管理状態が悪かったのか、大きなヒビ割れが6箇所ある。

軽く吹いてみると、音は小さいがピッチは良さそうだ。

綺麗な音が出たので膠を詰めて締め具で締めてみた。

1週間ほど締めてみよう。
結果が吉と出るか凶と出るか。

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