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日猶同祖論

以前、日猶同祖論と言う本を読んだことがある。
日本人とユダヤ人は同じ祖先を共有しているのではないかと言う理論だ。

そういえば日本人もユダヤ人も性格的にも、実生活においても自制的な面を持ち知的な活動をする。
フロリダに住むユダヤの友人のお婆さんの手料理をいただいたことがあるが、日本料理にある麩饅頭が含まれていた。

全く同じ調理法を有する民族は、どこかで繋がりがあるのかなと思っていた。

しかし最近のY染色体の研究により全くDNA的には繋がりがないことが証明されている。

また、朝鮮、中国とも日本人との繋がりがほとんどないことが証明されている。

文化は中国から日本に伝わったと言う説があるが、これから見直されていくものだと思う。

日本人とは何かを探すことに興味を持ち、縄文人について調べ始めたが、この『ユダヤ5000年の教え』を読んでいて、全く日本人とユダヤ人の考え方が違うことに気づいた。

ユダヤ人の考え方に
”善行”よりも”悪事”の方が早く広まる
善行の最大の報酬は何か
悪人は雪に似ている

善と悪の概念が既にある。

日本人(縄文人)には善悪の区別がない。全てを自然に受け入れて、災害や不都合な事案が生じたときは、自分が汚れていると考え、神社で穢れを払った。もちろん他人に対して悪事を働くことはなかった。縄文の遺跡からは他人を殺傷するための武器が全く発見されていない。

インド発祥の仏教が中国を経て日本に到達した時から、善悪だとか天国地獄の観念が持ち込まれた。

悪いことを考えなかった日本人に、悪いことを教え込んだのが、仏教だった事実に驚いている。

もう少し集めた資料を読み込んでいこう。

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