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そうだったのか
外国に行ってもそこが英語圏ならなんとかなる。
とにかく自分の言いたいことを言えばなんとかなる。
という信念の元、一人旅をしていた。
しかし、会話の途中、相手がゆっくりと喋ってくれれば別だが、相手の言っていることの半分は聞き取れていないのだ。
細かいニュアンスがわからない。相手がこちらの言い分を聞き取ってくれてなんとか会話が成立していたのだ。
映画を見ていても、しゃべっている言葉が聞き取れない場合がある。その時は字幕スーパーを見てしまう。
あの字幕スーパーが曲者で、俳優が画面でしゃべっていることとニュアンスの違うことばを書いていることが多い。短時間に読まなければいけないし字数の制限があるので仕方がないのだろう。
今回素晴らしい参考書を発見した。
「英語」は日本人には聞こえない
素晴らしい本で、少しくどいところがあるが、実感として納得できる。
日本語には必ず母音がくっついてくるので、我々日本人は母音を主に聞き分けているのだ。英語は子音主体の言語なので、無意識に母音を探している日本人には聞き取れないのだ。
言葉は「聞く」「覚える」「喋べる」の繰り返しで上達していくが、「聞く」に障害があるとこの循環はストップしてしまい、従って言葉の上達は見られない。
著者はこの様に主張している。説得力のある言葉なので、今度から意識して英語を聞いてみようと思う。
但し、コオロギの声、小鳥の鳴き声、松を渡る風の音などが聞き取れなくなるのではないかと心配している。