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文明

「メソポタミア文明やインダス文明、エジプト文明は砂漠にできた文明である。なぜ、砂漠にこうした文明ができたのかを論じよ」

2017年度、大阪大学の前期試験

こんな試験問題が出たそうだが、砂漠に文明が本当に発生したのだろうか。
大河のそばにある肥沃な土地に、人間が住み着き、略奪農業を繰り返し砂漠化したと考えるのが妥当だと思う。

昔は四大文明と言われ、メソポタミア、インダス、エジプト、黄河に発生したと教えられた。最近はシリア、中央アジア、スキタイ、ギリシア、ミノスを含むらしい。

どれも、環境劣化が激しい。

中国などは樹木を伐採しすぎて砂漠化し黄砂を発生させている。

文明とは地球を破壊する行為なのかと疑問を持ってしまう。

最近流行りのSDGsでは
SDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」、そのターゲットの1つとして「2030年までに、砂漠化に対処し、砂漠化、干ばつ及び洪水の影響を受けた土地などの劣化した土地と土壌を回復し、土地劣化に荷担しない世界の達成に尽力する。」が掲げられています。
この様な運動が進められている。

メソポタミアはウバイド文化が紀元前5,300年
エジプトは紀元前3,150年
インダスは紀元前2,600年

日本は文明発生国として取り上げられていないが、最近の科学的研究で、Y染色体の分析、人類の移動の軌跡から、16,500年前の縄文文化が発見されているし、もっと古い120,000年前の旧石器が10,000ヶ所で見つかっている。

日本人は昔から環境を大事にして、緑化を進めてきた。
声を上げてSDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」などと言わなくても昔から普通にやっていることだ。

日本が世界の文明発生より遥か昔から環境を守ってきたのに、文明国と言われないのは環境を破壊しなかったからなのか。




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