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やちむん
沖縄の友人を訪ねた時、隣地に「やちむん」の窯があった。
焼物が好きなので訪ねてみたところ、窯元は非常にフランクな方で、沖縄の焼物のことをいろいろ教えてくれた。
気に入った丼、皿、湯呑、急須などを買って、量が多かったので別便で送ってもらった。
長年使っていた万古焼の急須が壊れたので、沖縄の「やちむん」を使ってみることにした。
焼成はしっかりしていて作家モンだとすぐわかる。模様も気に入っていたので使ってみたところ、快適なのだが茶漉しが付いていない。
茶漉しが無いと不便なので、口径を合わせて既製品の茶漉しを買ってみた。
微妙に蓋との口径が合わず、蓋を片手で押さえなければ使えない。
茶漉しに合った蓋を追加購入したところ、ガラスの蓋が届いて、このガラスの蓋がどうも「やちむん」にはしっくりこない。
美濃焼の急須を買うことで、この茶漉し問題は解決した。やはり、計算された設計の急須は使いやすい。
困ったのは、茶漉しとガラスの蓋の処分だ。まだ、数度しか使っていない。
このまま、廃棄するのも勿体無い。
もともと、この蓋と茶漉しはリーフティーポットの追加部品として売られているものを購入したものだった。
リーフティーポットの本体を買えば、この蓋と茶漉しが無駄にはならないと考え、ネット検索をしてみたら、本体だけの販売はしていない様子だ。
仕方なく、新しいリーフティーポットを購入することにした。
今、手元にあるのは新しいリーフティーポットと予備用の蓋と茶漉し。
「数年後に起こるであろう、蓋の破損に備えている」と、自己正当化をしている。