沢庵 御坊
沢庵といえば御坊というのが私の中での通説になっている。
日本の各地を旅したが、美味しい沢庵に巡り合ったのは、ここだけだった。
今回の熊野詣での道すがら、沢庵が目に止まったので問答無用と購入してしまった。他の地区ではなかなか見つからないのだ。
本宮に向かう道路の途中、平忠度の生誕地の近くの道の駅の売店には、お婆さんの手作りの沢庵が売られている。これも捨てがたい。本物の味がする。
この沢庵には、混ぜ物がない。ストレートに本物の味がする。原材料:大根、米ぬか、塩、昆布、唐辛子、渋柿の皮、みかんの皮。
アミノ酸等とかPH調整剤など入っていない。
本物を守っていてくれて本当に感謝している。
食して見ると、酸味があって懐かしい味がする。発酵食品の聖地、和歌山ならではの味がする。
炊きたてのご飯に、金山寺味噌を乗せて、新鮮な魚、目刺し、味噌汁、梅干し、沢庵、食後のみかん。
全て和歌山で調達できるものばかり。日本の食文化は徳川吉宗が作ったものだろうか。