ひらたけ
温室を覗いてみて驚いた。
ひらたけの大株ができていた。諦めていたのに大成功だ。
2月頃に、ひらたけのポット入り菌糸を買ってきた。すでに菌糸が回っており、そのまますぐにキノコが発芽する状態になっていた。
そのままでは面白くないので、SNS の記事に従って、コーヒー滓を利用してたくさんのひらたけを栽培する技術を試してみることにした。
毎朝、コーヒーを淹れるのでコーヒー滓などすぐに溜まってしまう。
このコーヒー滓にひらたけの菌糸を混ぜたものを、ガーデンコンテナに水を含ませた赤球土を敷き詰め、埋め込んだ。
過湿にならないように時々、注水するくらいで状況を眺めていた。
気温が20℃を超えないようにとの指示があったので、温室を開け放ち痛風をよくした。
雑菌が混じらないように、ラップをかけておいた。
時々、覗いてみるとうっすらと菌糸が伸びているのが確認できた。でも全体を覆うほどにはなっていなかったので、これは失敗したのだと判断して、忘れかけていた。
気温も、25℃を超える日が続くようになったので、完全に諦めていたのだが、三日ほど前カラカラに乾燥している状況だったので注水をしておいた。
今日覗いてみると、ひらたけの大きな株ができている。完全に諦めていたので、嬉しい驚きだった。
妻が早速、ハッシュドベイクドポテトにひらたけを混ぜてチーズを多めに作ってくれた。もう一品は、バター炒め。
とれたてのきのこ料理はとても新鮮で美味しかった。
コンテナの中にはまだ菌糸が回っている様子だから、次の株が出てくるまで、あまり急激に暑くならないように祈っている。