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陸軍中野学校

こんな読み応えのある本も数少ないと思う。
今までわからなかったことが、たくさんヒントとして書かれている。

先日、古いYouTubeを眺めていたら、小野寺五典防衛大臣の時の答弁が出ていた。

「エシュロン」に対しての質問だったと思うが、「相手を信頼しています」の一点張りだった。

米中覇権争いが熾烈化している中、米英からの「日本を加えてのシックスアイズにすべきだ」と、言うことらしいが、防衛に関することは公開の席では言及できないのは自明だ。

小野田寛郎少尉で有名になった陸軍中野学校は数多くの功績を残しているが、悪意のある評論家は「スパイ学校」と、よんでいる。この書中では「秘密戦士養成所」と明言している。

この本には、目を見張るような、記事が列挙されているが、ハルビンで満鉄の設計をしていた祖父の意見を聞きたかった。
祖父は事務所の火災で、肺を焼いてしまって死亡してしまったとのことだ。

満鉄は非常に興味のある鉄道で、現在の電通の母体になるらしい。
母親からよく聞いた話では、「長春か大連か遠くまでレコードを買い出しに行って、帰りには列車内で蓄音機を回して音楽を聴いたり、サモワールでお茶のサービスをしてくれた」と楽しそうに話していた。

北方領土返還問題にしても、米国の『誰』と具体的な名前を挙げて、沖縄返還に絡めて『四島一括返還』を強引に押し付けられているとの説明で、理解はできた。

国際関係において、事実関係を即座に発表はできないことは実感で理解できるが、では、今メディアに公表されているニュースは何なのか、どれが真実なのか、全く闇の中にあることに気づいた。



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