待ちに待った6月
待ち望んだ6月になった。
それも6月10日前後。
何を待ってたのかというと、栗の花だ。
不思議なのだが、この栗の花が咲くと、2月のヒノキの花粉が飛び始めてから、あれほど悩まされていた花粉症がピタリと治る。
多分、反応する植物の花粉が全て出揃ってしまったのだと思う。
清々しい気分だ。
毎年、この4ヶ月間はどこか別の国へ出張したいと、頭の中は狂おしくそのことばかり思っている。
更にもう一つ楽しみがある。
6月には『絹ごし豆腐』が賞味できる。
今は季節感があやふやで、『絹ごし豆腐』は年中手にすることができる。しかし『絹ごし豆腐』は梅雨のものだ。
ジメジメとした陰鬱な時、ひんやりスッキリした冷奴は格別に食事を楽しくしてくれる。
『花粉症の症状が消える』ことと『絹ごし豆腐』が食べられることが、6月を心から待ち遠しく思っている理由だ。
『一難さってまた一難』とはよく言ったもので、この清々しい気分も、もうすぐ猛暑にやられてしまう。
つかの間の爽快感を存分に楽しんでいる。
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