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白川町

以前、義理の妹が白川町黒川赤河の人と結婚した。

随分珍しい地名で、白、黒、赤となんだか色彩学を学んだ時のような錯覚に陥ってしまう。

ご主人の実家を訪ねた時には周囲が緑に囲まれてとても静かなお宅だった。

今回、黒川の友人を訪ねたときに、ふと目についたバス停があった。

元鉱山前、と書かれた停留所名で一気に今までの疑問が解決した。

ここには鉱山があったんだ。

鉱石の洗浄液が流れ出し、水の色に影響が出ていたのだと一瞬で理解できた。

三色も色の名前がついているのだから、鉱石も三種類出たのかとまた疑問が出てくる。
早速、町誌などを調べてみると、

太平洋戦争に入ると、銅・鉛等は軍の要請も強く、懸命な採掘が行われた。しかし湧水の増加のため、採鉱が困難となり、やがて終戦によって休山となった。
昭和
30年通産省地質調査部がウラン鉱調査の結果、黒川鉱山周辺でかなりの放射能反応を検出したため、原子燃料公社の手で、二ヵ年にわたってボーリング調査が行われた。ウラン含有量も高く将来有望と喧伝せられたが、交通その他周辺の事情によって調査は打切られた。

白川町誌

銅、鉛、ウラン等が取れた様子だ。

資源高騰の折、再調査が行われるかもしれない。

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