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珈琲専門店

昨日嬉しくなってしまって、ほぼ30年ぶりに美味しいコーヒーを出す店を発見した記事を書いた。記事を見直しているうちにユニークな喫茶店があることを思い出した。

とても素敵な店だ。幸せになれる。各務原インターの近くにあるが店名はいまだによく読めない。『シエナブルンネン』と書いてあるように見える。入り口に『お子様連れのお客様、3人以上のお客様、適当でない服装のお客様の入店をお断りします』と掲示されている。

店内は非常にきれいで音楽が素晴らしい。ガラス容器は全てバカラで揃えているし、コーヒーカップは全てマイセンで統一されている。飾りの人形等も全てマイセンで統一している。

音響装置が凝っていて、およそ見たこともない機器が使われている。定期的に交換しているみたいだがバッフル板だけのウーファーを見たのは初めてだ。

コーヒーは丁寧に入れてくれる。水はメスカップで測って毎回同じ味になるように努力している。

ある時、業者風の人が打ち合わせをしているときに出くわした。2人で話しているが音楽が大きいので「すみません。音を小さくしていただけませんか?」と言ったところ店主が「私が聞いています」と間髪を入れず、断固と拒否をした。

彼と色々話しているうちに指揮者のチェリビダッケを教えてもらった。非常にユニークな指揮者で録音を絶対に許さないという変わり者だった、約束を守らない人がいて録音が少し残っていたので、今貴重な演奏を聴くことができる。

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