日本はなぜ植民地にならなかったのか
答えは日本が強かったからである
1994年にポルトガルはトルデシリャス条約500年を記念したコインを発行している。この条約は前述のように、1494年にポルトガルとスペインが世界を分割支配することを確約した条約である。両国による世界侵略と植民地化を示す歴史根拠なのだが、500年後の現代においても、記念のコインを発行し、堂々とこうした過去の事跡を顕彰している。(戦国日本と大航海時代 平川新)
スペインとポルトガルは500年前、戦力とキリスト教による愚民化政策で世界を支配しようとした。今でもその事実を誇りに思っていることが明らかである。
平川氏の解説で、今まで不明だった事実が確認でき始めた。
日本はとてつもなく強かったのだ。
彼らが持ち込んだ鉄砲を、日本人は数年を経ずして改良してしまった。ポルトガル人が数年後、日本には大量に売れると持ち込んだ鉄砲が、もはや旧式で使い物のならなかった。日本から持ち出した日本式の鉄砲で、彼らが莫大な利益を上げたとの記録がある。
日本を植民地にできなかった彼らは、日本人に取り入り、政変を起こさせ、利益を上げることに方針を変えた。
これで、織田、豊臣、徳川の流れがよく理解できる。全て外圧で動いていたのだ。
徳川幕府は非常にうまい政策運営を行い、世界でも類を見ないほど平和で安定した政治を行った。
長年、安定して文化的な生活をしている日本から、利益をあげるために、彼らは政変を起こすことを画策し続けていた。
明治維新も彼らが仕掛けた形跡が多分に見られる。
そこいらも含めて歴史を調べる楽しみが増えた。
命令語と共和語の違い。
洗礼を受けて自分だけが助かれば良い。