徳山ダム
数十年前、ダイビングに興味のあった頃、お盆の日に敦賀に向かっていた。
名神高速道路が渋滞状況だったので、面白半分に山越えをしたみた。
当時の徳山ダムを通過するルートで、まだ水の張っていないダムの底を走ることができた。
民家の郵便受けには郵便物が配達されたままになっていた。
誰も住んでいない集落があり、今すぐにでも人が住むことができる状況だった。
ドライブの途中、その徳山ダムがどうなっているか気になってしまって見にいくことにした。
徳山ダムに向かう途中に道の駅、夜叉ヶ池の里・さかうちに立ち寄った。
午後3時40分を過ぎ、閉店間際だったしコーヒーしかできないと言う案内だったのでコーヒーを頼んだっところ、店長らしき人が外回りから帰ってきて、デザートプレートはできますよ。と改めて進めてくれた。
店長らしき人が再度回ってきて、「今日は暑いですね、こんなことは初めてです。11月のこんな日に、アイスコーヒーとざる蕎麦ばかり売れてびっくりしています」と異常な暖かさを驚いていた。
午後、4時過ぎにたどり着いた徳山ダムは、波も立たずに穏やかな姿を見せていた。この下にあの民家が沈んでいるのかと思うと、なんだか懐かしい気もしてくる。
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