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土偶を読む
最近、歴史書に興味が湧き、手当たり次第乱読しているが読めば読むほど混乱してわからなくなってしまうのだ。
世界史と日本史が全く連携が取れていない。全く別の惑星の話のように一貫性がない。
数を読めば何とかなるだろうと、楽観的に考え、書評を頼りに探し物をしていたところ、どうやら大発見をしたようだ。
土偶を読む 竹倉史人
を発見したが迷わず即発注した。
竹倉史人氏の考古学の「常識」に挑むという考えに同調したからだ。
彼の論調に
人間が生命を所有しているのではなくて、人間が生命に所有されている。肉体の中に生命があるのではなくて生命の中に肉体がある。生命のエネルギーを介して世界はつながっている。
この意見にも賛同する。
人間だけでなく植物にも「ビオス」を持っていると考えます。この考え方から僕たち人間と自然や植物との関係を大きく見直す哲学が生まれてくると思うのです。
このコッチャの視点から土偶は植物を表現しているとの考えに至ったのだと思うが、素晴らしい考え方だ。表紙の写真にある土偶は『胡桃』を表しているとの解釈だろう。
この本は明日届くことになっているが、著者の考え方の原点がわかっているので大きな期待をしている。あまりに嬉しくて本がくる前に書いてしまった。