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世界戦略

「大国」になるほど弱くなる。

「大国」になるほど弱くなるという理論がようやく理解できた。米軍の立てる戦略の一部なのだ。
飽くまでも米国主導の理論なのでこれが正しい戦略と決定している訳ではない。

米国は争いに勝つためならどんな卑怯な手段でも使う。
アメリカ大陸に渡ったヨーロッパ人種が、先住民のインディアンを排除するために騎兵隊を使い陽動作戦を発動して、インディアンの兵士を誘き出し、居住地の非戦闘員の女子供を皆殺しにしたのは有名な話だ。これに参ったインディアンは戦意を喪失し投降した。

同様に第二次世界大戦においても日本軍を洋上に誘き出し、非戦闘員の女子供を殺すために都市部を絨毯爆撃した。挙句に日本軍の敗戦の申し出を無視して、大量に非戦闘員を殺すために原子爆弾を使用した。

米国はなかなかの戦略を立ててくるが、生き残るためには必要だったのだろう。

戦略はスポーツでは無い。一対一で戦わなければならないというルールはどこにも無いのだ。(中略)
大国と小国が衝突したとき、小国に味方する国があらわれる。なぜなら、「次は自分が狙われるかもしれない」と考えるからだ。(中略)
ことあるごとに「小国は黙っていろ」と公言する中国は、この「同盟の戦略」がどうしても理解できない。
ラストエンペラー習近平 エドワード・ルトワック

つい先日まで、中国の動向がやかましく報道されていたが、最近はロシアとウクライナ問題にすり替わってしまった。
イギリスは最新鋭空母を対中国の布陣で極東に派遣した。

世界はますます緊張感が増してきているようだ。





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