生シラス
およそ信じられない事に、目の前に生シラスがある。妻が丼にしてくれている。
薬味の生姜をすりおろしているあいだに写真を撮っているが、炊きたてのご飯に乗っている関係で、この生シラスが少しずつ劣化してくるのがわかる。それまではとれたての新鮮さをしていた。
おろし生姜ができたのでトッピングし、湯浅醤油の8年ものを数滴垂らして見た。一口食べて、昔、駿河湾で食べた生シラス丼の味がそのまま感じられる。同時に旅行した時の状況が思い出される。感覚に刻まれた記憶はいつまでも残っているものだ。
それにしても、食は本当に大切だと思う。
日本では、年間2,531万トン(※)の食品廃棄物等が出されています。このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は600万トン(※)。 (消費者庁)
料理店やレストランにまだ客が戻って来ないので、生鮮食品を扱っている築地などは大変な状況にあるらしい。
大した力にはならないが、友人たちと協力して時々注文をしている。
宅配便の輸送効率が良くなっているので驚くような早さで冷凍ではなく新鮮なものが届いた。
もちろん同梱されていた、マグロの大トロ、中トロ、赤身は美味しくいただいた。