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ドキッ

とうとうこんな本を見つけてしまった。
著者は藤田紘一朗。
40年ほど前にサナダムシを自分の体内で飼育した人だ。お尻から出てくるサナダムシをプチプチと千切り目の前の灰皿が一杯になったとの文を読んだ記憶がある。

実証主義者で実際に体験、実験したものしか信用しないタイプの人だ。
ある意味非常に信頼できる。

この本を読んで男ってなんだろうと考えた。

学校では、「男性は有性生殖をするために女性から一部組織変化してY遺伝子を持つようになった。」と習った記憶がある。
男女同権も何も、元々同じ生物だった。

男尊女卑などという言葉に踊らされて、一時は「男が偉いのではないか?」などと浅はかな考えを持ったことがある。

裁判所の調停委員をしている妻の友人の話を聞いて深く考えた。
彼女いわく「男性は可哀想ね、離婚調停の現場では男性の権利は何も認められなくて女性の言い分だけ認められるよ。」とのことだ。

雛人形を見たときに薄々気がついてはいたのだが、お内裏様は一番頂上に据えられる。しかし二段目は三人官女(女性)、三段目は五人囃子(子供)その下の段に、初めて左大臣と右大臣(男性の最高位)が飾られている。
男性の位置は女性、子供の次になっている。
お内裏雛も最近は上座(向かって右)に女性が飾られている。

ひな祭りは女性上位のお祭りだった

2015年のデータですが、1960年以降で女性の自殺率は34%減っているのに対し、男性の自殺率は逆に16%増加しているという統計が出ています。
(中略)
現代のイギリスでは、5世帯に1世帯は父親のいない母子家庭だとされています。このような状態は、女性にとって生きづらい社会ではないかと思われる人が多いと思いますが、実際は逆です。
(中略)
子供さえつくれば、女性にとって男性はもう不要という状態だからです。
残念な「オス」という生き物 藤田紘一郎

次のページをめくる手に力が入らない。
















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