諏訪大社 前宮
諏訪大社上社前宮は下社とは少し離れている
諏訪湖を中心に北と南、真逆な方向にある
車で30分といったところか
下社から車を走らせる、諏訪湖を横目で見ながら窓を開け少し湿度を帯びた風を受けながらのんびり走らせる
だんだんと諏訪湖から離れて行き山の稜線が広がる方向へ
空は青空が広がっている、夏を感じざるを得ない気温と景色と空気
そんなことを感じながら車を走らせていると目の前に上社前宮の看板を発見する
車を停め道路を渡り大鳥居の前に立つ
ここから少し丘の上に登って行く感じだ
一礼をし鳥居をくぐる
少し歩くと脇に階段があるが道の八割がまるで船の進水式で使うような勾配が少ない坂に丸太が敷いてある
これはなんだ？と思ったがふと思い出す
もしかして御柱祭に使うものか？と前にチラッと耳にしたことがある、御柱に大人が跨り御柱に乗り坂を下るという話を
これなのか？と思いながら勝手に納得してまた階段を上り丘の上に向かう
しばらく木陰を歩くとまた階段があり上っていく
階段を上り終えるとそこは開けたのどかな風景が広がっていた
ちょっとしたピクニックだ
本殿まで続く道はとても美しく道の脇にある水路を流れる水は透明で太陽の光をその流れで屈折させキラキラと光り輝いている
目の前に鳥居が見えてきた、本殿の周りは木々が生い茂っておりその場所を護るように大きな樹木が生えている
荘厳な雰囲気のある場所
本殿を囲むように四方に御柱が立てられていた
鳥居に一礼をし本殿に手を合わせ日頃の感謝を述べさせてもらう
本殿を後にし本殿を囲う御柱を1本づつ見て歩く
最後の御柱を確認した後来た道に戻ろうとしたけどその場所から見える景色に目を奪われしばらく動けなくなった
目の前に広がる針葉樹の林、広がる青空
普段生活してる街では絶対に見られない景色
そして不思議と深呼吸したくなる空気
5分ほどその場で瞑想する
まるでその土地のパワーを体に吸収するかの感覚、全身にそのパワーが巡る感覚
とても不思議な感覚だ
まずい、このままだとこの場所にいつまで居てしまう
そう思い名残惜しくもその場を後にする
諏訪大社上社 前宮
とても素敵で不思議な力を感じさせてくれた場所
また訪問させていただきたいと思わせてくれる場所だった
次は諏訪大社上社 本宮
いよいよ諏訪大社の本丸だ
車に乗り込みゆっくりと車を走らせる