見出し画像

『Jリーグジャッジリプレイ #29』感想【DAZN配信番組】

神戸-浦和 45+4分のアレ

複雑な当該シーン。番組内でも何度もリプレイ映像が流されたが、何度見ても浦和的にかわいそうなジャッジだなという印象。ただ、原さんの「飯倉(神戸)はボールに向かってプレーしようとしているが柴戸(浦和)はボールにプレーしようとしてない」という説明を聞いてからは柴戸の飯倉へのファウルで浦和のゴール取り消しというのもだんだん腑に落ちてきた気がする。柴戸が飯倉の進路を妨害しようとする意図があるようには一切見えないが、結果としてそうなったのでファウルでも仕方ないのかなという感じ。
因みに、当該シーン直前で飯倉が小泉を割としっかりプッシングしているのも気になる。個人的にはこちらの飯倉のプッシングと柴戸の進路妨害、両方をトータルして良い塩梅案件として浦和のゴールを認めても良かったのではと感じる。
何はともあれ、当該シーンが起きた会場が埼玉スタジアムであったらもっと荒れていただろう。そのくらい浦和サポーター的には納得しがたいジャッジになったと思う。

大分-セレッソ 86分のアレ

大久保による小出の右腕ロック案件。逆に小出がケガしなかったことが不思議になるくらい危ないプレーだろう。「格闘技でも禁止されているプレー」とスタジオの桑原さんが危険度を強調していたのが印象的だった。
当該シーンに関して一発レッドカードなのかイエローカードなのかは何とも難しいところである。が、主審が右腕ロックを見えていなかったとして、VARがなぜ介入しなかったのかが不思議である。VARサイドが映像で当該シーンを確認しているのは恐らく間違いないだろう。そこで、レッドカードに相当しないと判断して介入しなかったのだろうか。個人的にはそのシナリオぐらいしか思い付かないが…。
にしても、当該シーンが結果的に一切お咎めなしというのは日本のサッカーにとっても結構な問題だと思うが、試合後にレフェリーアセッサーはどのような感想を抱いたのだろうか。その辺も気になるところではある。

川崎-FC東京 90+5分のアレ (ジャッジメントワンポイント講座)

歩幅は人ぞれぞれであるが、一般的には壁の距離としては9歩か10歩らしい。そして、当該シーンで主審が壁の距離として使用した自身の歩幅は8歩。その瞬間に永井をはじめとするFC東京の選手が「いや、8歩やないかーい!」とツッコんでるシーンが個人的にはコントみたいで面白かった笑。
確かに、平畠さんの仰る通り、壁の距離が9.15mと決まっているのなら、それ用の紐やゲージを用意してFKになったら主審がそれを使用して壁の距離を決めた方が試合運営はスムーズに行くと思う。
まあ、こういう壁の距離とかキーパーの6秒ルールとか、きちんと数字が決まっているのもに対してグレーゾーンが生じるのが人間らしくて良いのかもしれない。
個人的にはサッカー選手としての経験がない為、当該シーンの壁が近いのかどうかはよく分からない。だから、当事者からすると失礼な行為になるかもしれないが、当該シーンは1つのエンターテインメントとして自分は楽しませてもらった。

栃木-大宮 88分のアレ

2年ぐらい前に行われた選手交代時の選手が出る場所の変更に加えて、交代枠増加が背景となった起こったと思われる珍場面。ほんのわずかの間大宮が選手12人でプレーしたが、すぐに気づいて事なきを得たのが何よりだった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?