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エンジニアと在宅勤務の話

こんにちはJunです。
普段はソフトウェアエンジニアとして働いています。

コロナ以降、僕の会社では在宅勤務制度ができました。

今年からはコロナが落ち着いてきたこともあり、週に1日出社、残りを在宅勤務という形で日々の業務をおこなっています。

かれこれ2年ほど在宅で仕事をおこなってきましたが、出社して仕事をするのと比較すると、やはりそれなりのメリット、デメリットがあります。

今回はそんなソフトウェアエンジニア目線での在宅勤務事情について話していこうと思います。


コロナが収束するにつれ、だんだんと元のように出社を基本とする企業が増えてきた反面、リモートワーク・在宅勤務を基本とする企業、あるいは週に数日程度リモートワーク・在宅勤務を基本とする企業に分かれました。

例えば、テスラは6月に、CEOであるイーロンマスクがリモートで仕事をすることを禁止する旨を社内に通達、
https://diamond.jp/articles/-/304293

Appleでは9月から週3日オフィスで働くよう促しています。
https://www.excite.co.jp/news/article/Jcast_kaisha_444001/

一方の日本国内では、NTTが国内ならどこでもリモートで勤務可能となる制度を発表しています。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1419768.html

コロナ以降、企業によって勤務体系の方向性が大きく変わってきました。
コロナが流行った直後は、在宅勤務を推奨していた企業も多くありましたが、

コロナがある程度落ちる落ち着いてからは

  • 週5日オフィス勤務

  • オフィスとリモート

  • 週5日完全在リモート

の3パターンに分かれように思います。

僕の会社ではコロナ以降は週1日出社し、残りはリモートが基本となっています。在宅勤務は3年目に入るのですが、今回は自宅で働く上でのホンネを書いていこうと思います。

在宅で仕事をしたいと考えている人や、家で仕事をすることに興味を持っている方の参考になればと思います。

これまでと違う環境で仕事をする以上、少なからずメリット、デメリットは存在します。
この3年間在宅で仕事をしている上で感じたメリット、デメリットについて話したいと思います。

自宅で仕事をする上でのデメリット

仕事環境が整っていたオフィスで仕事をするのと、普段生活している部屋で仕事をするのでは大きく環境が異なります。

そもそも仕事用のデスクやチェアが家に無いという方もいると思いますし、普段業務を一緒に行っている仲間がそばにいないのでコミュニケーションでの弊害も出てきます。

僕が当初自宅で仕事をする上で特に問題となったのがこの「環境」と「コミュニケーション」の2点です。

仕事をする上ではやはりそれなりの環境が必要です。
自宅で仕事をしていると周りにはテレビやベッドがあり、さまざまな誘惑があるので仕事に集中しづらいという方もいるかもしれません。
また、オフィスで仕事をするのとは異なり、在宅だと仕事に必要な環境が全て揃っていないという方もいると思います。
デスク、椅子、照明などの道具に加え、騒音など外部の環境も仕事をする上では重要な要素になってきます。

コミュニケーションに関して言えば、わからない部分やちょっと聞きたい箇所を口頭で気軽に仲間に聞いたりすることができません。
チャットで聞くにもいちいち文章に起こさなければならないですし、説明の意図が伝わっているか相手の表情を即座に確認するということもしづらいです。
仕様決定に関するミーティングなど、何か周りとコミュニケーションをとりながら進めなければいけない時など、ビデオ会議で行わなければならないので、少なからずその弊害が出ます。
今はもうなれましたが、当初は発言し辛いとか、聞き手がきちんと理解できているのかとか、対面で行うのとはやはり勝手が違います。

常に周囲と連絡を取り合いながら業務を進めるような職種の方は多少生産性が下がるかもしれません。

ここからは2つのデメリットに対する僕なりの対策やチーム内で行っていることなどを紹介します。

自宅で仕事をするために環境を整える

まずは仕事に集中しやすい環境を整えることが重要だと思います。

自分が行ったことは

  • デスクの上を片付ける

  • iPhoneを「集中モード」にしてLINEの通知が来ないようにする

  • 仕事に必要なものを買い揃える

の3点を行いました。

デスクが散らかっていると目の前のことに集中できないですし、デスク上に置いてあるものを見て注意が散乱しがちです。
デスク上には仕事に必要なもの以外は置かないようにするのがおすすめです。

また、自宅で仕事をしていると無意識のうちにスマホをいじってしまいがちです。

仕事中はiPhoneを「集中モード」にして無駄なアプリを表示しないようにしたり、通知が表示されないようにしています。

最後に、仕事に必要なものを買い揃えることです。

少なからずの出費にはなりますが、仕事をする上で必要なものを買い揃えることで仕事に集中できますし、集中して仕事をこなせるのであれば安い出費だと思っています。

僕の場合はデスクライトを新調したり、ポモドーロタイマーを購入したりしました。

在宅でのコミュニケーションの取り方

コミュニケーションが取りにくいのは在宅で仕事をする上での最も大きなデメリットだと考えています。
特に、常に周囲とコミュニケーションをとる必要がある職種の方は生産性が落ちるかもしれません。
自宅で仕事をし始めてからは、チャット中心で周囲とコミュニケーションをとっていました。

今もそれは変わりませんが、当初よりもチャットをする頻度は格段に増えています。

チーム内であれば、メールはほとんど使わず、チャットのみでコミュニケーションをとっています。
お願い事があるとき、質問があるとき、相談があるときなど全てチェットで済ませています。
口頭で話している時のように文章に起こすことで、円滑にコミュニケーションをとっています。
在宅時はチャットがメインになりますが、在宅時でも変わらず密にコミュニケーションをとることが重要だと考えています。


個人的に在宅勤務を行う上でデメリットを2つ挙げましたが、そのほかにも

  • 光熱費が上がる

  • (日中は自宅に篭るので)運動量が低下する

  • 小さな子供がいる家庭は育児で集中しにくい

などなど、そのほかにもデメリットはたくさんあるように思います。

在宅勤務のメリット

思いつくデメリットを先に挙げましたが、もちろんメリットもあります。
働く側の立場としては、デメリットよりもメリットの方が大きいと思っています。

まず、仕事上のメリットですが、「個人の作業に集中できる」のが大きなメリットです。

資料作成をしたり、コードを書いたり、他の人とコミュニケーションをとる必要がない作業に関しては、周りから話しかけられたり割り込みの作業が入らないので、集中して取り組むことができます

特に、僕はソフトウェアエンジニアなのでコードを書くのが仕事の半分以上を占めます。(自宅だと仕事に集中し辛いとは言え、コードを書いている時は夢中になって取り組めます)

コードを書いている時は、どういった設計にしようか、設計内容をどのようにコードで表現しようかを考える時間、実際にコードを書く時間が多いので基本的には個人の作業になります。
そういったときはできるだけ周囲からの割り込みを遮断して集中したいです。
ですので、在宅で作業するにはもってこいの仕事になります。
この時ばかりは出社している時よりも在宅の時の方が生産性が上がっているでしょう。
こういった面もあり、ソフトウェアエンジニアという職種が在宅勤務に向いている理由の1つだと思っています。
逆に周囲と頻繁にコミュニケーションをとる必要がある職種などは在宅勤務には向かないかもしれません。

そのほかにも資料を作成したりなど、他の人とコミュニケーションをとる必要がない業務に関してはむしろサクサク作業が進みます。

プライベートが充実する

在宅勤務をする上での1番のメリットは勤務時間を他の時間に充てられることだと思っています。
パソコンを開いけばすぐに出勤できるので、会社から遠い場所に住んでいて通勤時間が長いとか、都心に住んでいて毎朝満員電車に乗らなければいけないとうことを避けられます。
毎日の通勤時間を趣味の時間にあてたり、勉強の時間に費やしたりすることができるので、プライベートでの満足度が非常に高くなったのを実感しています。

ちょっとした空き時間に洗濯物を回したり、昼休みに買い物に出かけたりと仕事の合間で家事もこなせるので、よりプライベートに費やす時間が増えるようになりました。

また、お子さんがいる家庭では仕事終わりに子供と遊べる、家族と一緒に夕飯が食べれるなどプライベート面の充実度は圧倒的に向上します。

週の半分出社、半分在宅が最も効率良く感じる

長々と書きましたが、個人的には週の2日程度は出社、残りは在宅で仕事をするのが一番効率よく感じています。

出社した時はミーティングなどチームでこなす仕事を多く入れて、在宅の時はコーディングなど個人で行う仕事をするなどして効率良く仕事が進むようにしています。
環境に応じて最適な仕事を行うことで、業務効率化にもつながると感じています。

以上、今回はソフトウェアエンジニア目線での在宅勤務についての話でした。


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