12月も中旬に差し掛かり、まもなく2020年も幕を下ろします。
誰も予測できない事が多く起こった2020年。試行錯誤しながら毎日変化・進化をし、過ごしている方が多くいらっしゃると思います。
題名に取り上げた「良い会社(働きたい会社)」の定義も変化しているとは思いますが、そもそも私達はなぜ働くのでしょうか。
1、良い会社を作るためには?
まず「働きがい」について触れたく、その前に大前提大切なのが、私たちがなぜ働くを選択しているのか。ということです。
あなたは何故仕事をしているのでしょうか?「生活の為に」これも間違いではないでしょう。ただ、苦労の対価としてお金を受け取るよりも、自身の好きや得意などで人の役に立ち、対価を受けとる方が何倍も人生を豊かにしてくれますよね。
2、三人の石工のお話
ドラッガーの「マネジメント」に三人の石工の有名な話があります。
街を歩いていると三人の石工に出会います。何をしているかを聞くと、それぞれが違う答えをします。
1人目は「生活のために仕事をしている」
2人目は「石切りとしての最高の仕事をしている」
3人目は「町に必要な教会を建てている」と、3人目が一番イキイキと仕事をしていたという話ですよね。
同じ行動をしていても、【目的が明確】であればその仕事にやりがいが生まれるのです。
三人の石工の話がある。何をしているかを聞かれて、それぞれが「暮らしを立てている」「石切りの最高の仕事をしている」「教会を建てている」と答えた。第三の男こそマネジメントの人間である。(引用:P.F.ドラッカー『マネジメント 課題、責任、実践 中』(ダイヤモンド社:上田惇生訳))
第一の男は、仕事で何を得ようとしているのかを知っており、事実それを得ている。一日の報酬に対し一日の仕事をする。だが、マネジメントの人間ではない。将来もマネジメントの人間にはなれない。問題は第二の男である。熟練した専門能力は不可欠である。組織は最高のスキルを要求しなければ二流となる。だがスペシャリストは、単に意思を磨き脚注を集めているにすぎなくとも、重大なことをしていると錯覚しがちである。専門能力の重要性を強調しなければならない。しかし、それは全体のニーズとの関連においてでなければならない。(引用:P.F.ドラッカー『マネジメント 課題、責任、実践 中』(ダイヤモンド社:上田惇生訳))
この文章を読むと、ドラッカーが第三の男こそがマネジメントの人間だと説明していることが分かります。全体のニーズやビジョンを理解せずに仕事をしてはいけないと言ってるように解釈できます。
何のために今、この仕事をしているのかは常に意識するべきことです。
組織が目的を果たすためには、専門性を高めることも大切ですが、第三の男のようにまず「教会を建てている」という全員に共通したビジョンを持つことが必要だというお話です。
3、理念やビジョンの浸透
改めて質問しますが、あなたはなぜ仕事をしているのでしょうか?
そして属する組織では、理念やビジョンの浸透を意図していますでしょうか?コロナ渦でイベント等がしづらい状況ではありますが、目の前の業務だけではなく個々人が豊かな人生を送るためにも、理念ビジョンの浸透は必要です。
今一度、振返ってみてくださいね。
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