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新入社員に贈った「学生と社会人の違い」について

当グループでは3月末に入社式を執り行いました。
希望に胸を膨らませて、4月1日を迎えてくださった表情は、迎え入れる我々も身が引き締まります。
新社会人、「学生である自分と決別し、いよいよ社会人になるのだ」、ということで気を引き締めていた方、多いかと思いますが、では、学生と社会人の違いは何でしょうか。

「お金がもらえる、スーツを着る、毎朝通勤する、夜更かしができない、責任が重くなる」そういった何もかも違う環境に身を置かれますが、最も大きな違いは何か?

代表が入社式で新入社員に伝えた言葉。
それは、自分や自分のやったことを否定され、傷ついたり、落ち込んだりすることが多い、ということ。
学生と社会人の違いといってしまえばそれまでなのです。

先輩や上司からの指導は、自己を否定されたと捉えてしまうこともあるでしょう。しかし今思えば全て良いものです。そのきっかけで原因をよく考えたり、仕事のやり方を工夫したりしたものでした。つまり、失敗したりすることがすべて成長の元になり、我々社会人の先輩も糧になっていたりします。

自分の身の回りに起こることに無駄なことなどないハズだ、自分の身の回りに起こることはすべて運命であり、自分の責任であり、自分の選択の結果なのだと、思って環境を受け入れてほしいと思います。

そしてこれからの時代は、「正解が一つとは限らない時代」です。
したがって、「正解は一つとは限らないわけですから」「物事を進めるプロセス」もたくさんあるということになります。
  
そんな時代ですから、大事なことは、「自ら考え、自ら判断し、自ら行動する」ことです。
どうか、指示を待つだけの「指示待ち族」にはならないように常日頃から考えて仕事してほしいと思います。
 
そうしないと、「自分」というものを見失い、生きる意義や働く楽しみを感じることができない時代です。
しかし、「自ら考え、自ら判断し、自ら行動する」といっても、決して自分は正しいはずだ、周囲が間違っている、私は悪くない、と殻に閉じこもり、自分の価値観以外を受け入れずに生きていく社会人にはならないでください。  そうなってしまいますと、一番必要な「成長する」ということから遠ざかってしまうでしょう。
 

日頃、淡々とルーティーンをこなしていると自分の本当にやりたいことが分からなくなってきます。そうしたことを見失わない為に、期間を決めて目標や目的を振り返る意識を持たないといけませんね。

せっかく、当社に入ってくれたわけですから、仕事や業務を学ぶだけではなく、この不安定・不確定な時代を生き抜いていく胆力をしっかり学ぶための「旅」に出て、自分なりの正解にたどり着いて欲しいとおもっています。
 
ご入社、本当におめでとうございます。

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