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【コロナ禍の海外生活で感じたこと: 同調圧力について】

ヨーロッパのマルタ共和国へ移住し、早くも1.5ヶ月が過ぎた。またここ最近でイギリスのロンドンにも遊びに行ってきたので、この記事では主に
ヨーロッパ生活と日本生活を比べ、同調圧力について感じたことを書いてみようと思う。

・🇯🇵日本での生活
日本での生活では、特にこの同調圧力は強力だと感じる。例えば、1日のコロナ新規感染者数が10数名前後なのに、皆外にいてもマスクをする。
電車やバスなどの公共機関を利用する場面や、スーパーで買い物する場面でマスクするのは100歩譲って分かるけど、外で散歩してる時にもマスク。これは海外で生活を経験している身として、おかしいと思う。
ここで起きている現象は何か。それは「同調圧力」だと思う。街を歩いてて周りの皆がマスクをしているから自分もマスクをする。マスメディアで総理や都知事が「感染対策を」と言ってるから何の考えもせず、安易にそれに従ってマスクをする。

さてこれがヨーロッパになるとどうなるか。
ここ1.5ヶ月で、ロンドン(イギリス)とマルタで時間を過ごしたので、その2カ国に絞って書いてみる。

→🇬🇧ロンドン(イギリス)での生活
ロンドンは日本と違う意味での「同調圧力」がすごい。まず街を歩くとほとんどの人が「マスクをしていない」。コロナ新規感染者数は1日で9万人以上(12月中旬頃)。政府がパブリックスペースではマスク着用を推奨しているが、バーなどに行っても皆マスクなしでダンスを楽しんでいる。こんな状況でマスクをしていると逆に目立ってしまう。僕もすかさずマスクを外した。これが違う意味での「同調圧力」。

そしてロンドン市民の話を聞くと面白いことが分かった。ロンドン在住の友達によると、ロンドン市民のほとんどがコロナはただの風邪で、感染したとしてもある程度の期間で治るものだ認識している、とのこと。
これがウィズコロナ社会、ないしはコロナと共に生きる社会か、と感じた。

→🇲🇹マルタ共和国での生活
マルタに関しては、11月まではロンドンと同じような感じで、街を歩くと周りは皆マスクをしていないから、逆にマスクをしていると目立つので、マスクを皆外していた。これも「同調圧力」。

だが、12月末になって1日のコロナの新規感染者数が1000人を超え、政府がマスクなしの市民に対して罰金100€の仕組みを取り入れた。
これはさすがに「強制マスク着用」に近いので、同調圧力とは少し遠くなるが、ある意味日本のように、感染対策にマルタ政府が敏感になってきた証拠だと思う。

以上、
日本、イギリス、マルタにおける同調圧力について書いてみたが、「結局は人は環境に左右される」というのが結論。
その環境で皆が右を向けば右を向くし、左を向いていたら左を向く。あえて反対を選ぶことは大概の人はしない。人間って面白い。

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