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職場で自分の専門を活かした働きができないかと思案しながら『ピープルウエア』を読んでいます。

同僚がシェアしてくれた資料のなかに、

実際のところ、ソフトウエア開発上の問題の多くは、技術的というより社会学的なものである。(P. 3;太字は筆者による)

という警句がありました。これをみた瞬間わたしは(この概念こそがわたしにこの職場でのアイデンティティを与えてくれるかもしれない!)と直感しました。そしてその出典であるところの『ピープルウエア』を手にしたわけです。

プロジェクトの成否をわけるのは、ハードウエアやソフトウエアといった技術的な問題ではなく、人(=ピープルウエア)に関する問題である、というのが本書を貫くテーマのようです。

届いたのは昨日(建国記念の日)で、さっそく図書館で読み始めたのですが、要所要所の警句が面白おかしくて、思わず吹き出してしまうほどです。マンガを読んでいるならまだしも、それなりに厚く(2cm)、それなりに文字が敷き詰められている書物を読みながら笑っているのは、これはちょっと怖いだろうなと思い、2回ほど笑った後に図書館で読むのはやめました。

いま職場で「第I部 人材を活用する」を読み終わり、これを書いています。読み始めたよ、という記録です。読み終わったよ、という記録が書かれることを期待していてください。

社会学的問題よりも技術的問題にうつつを抜かすことは、次の笑い話と同じである。(P. 5)

A:「おい、こんなところで何してるんだい?」
B:「鍵を落とした所が暗くてね。明るい所に来て探しているんだよ」

これをどのように理解すればよいか。いまはそれを考えています。

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