大きく成功している人に共通する「8つの習慣」
何をもって成功というかは人によって違います。しかし、成功が立派な家や高級な車を持つことでも、より良い世界に変えることでも、自分の専門分野で価値のある仕事をすることでも、その目標を達成する手助けとなる共通の習慣はあるのでしょうか? 成功の意味がどんなことであれ、成功するチャンスを著しく増やす行動や考え方というのは、どのようなものなのでしょう?
これは、Q&Aサイト「Quora」にある人が投稿した質問です。このシンプルな質問「大きく成功した人に共通する習慣というのは何ですか?」に対して、エイブラハム・リンカーンや『7つの習慣』で有名なスティーヴン・コヴィーから、ボリウッドスターやライフハックまで、幅広い言葉を引用したアドバイスがたくさん寄せられました。
溢れるほどの回答を分類すると、多くの回答者が大きく成功するのに役立つとアドバイスしている、いくつかの行動や習慣を発見しました。今回はQuoraで大きく成功すると言われていた8つの習慣を紹介しましょう。
1. 自分にとっての成功を定義する
成功するための最初の一歩は、成功を定義することにあります。映像プロデューサーのPatty Mooneyはこのようにアドバイスしています。
自分の心が成功だと感じるものはどのようなものか、自分の魂を探しましょう。私が、自分の魂を探す上で役に立ったのは、ジュリア・キャメロンの『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』に載っている創造性を育てる方法論「アーティスト・ウェイ」です。それから『Vein of Gold(黄金の鉱脈)』も読みました。自分が本当になりたいもの、人生で本当にやりたいことを掘り下げることができました。そうすると成功は自ずとついてきました。
個人的にはこの意見に完全に同意です。起業家のJanis Butevicsも同意見で「成功している人は、自分の基本的な価値観を明確にして、その価値観に見合った人生を生きるためにベストを尽くしている」と書いています。
2. 自分と対話する
自分に話しかけるなんて、ちょっと頭のおかしい人みたいだと思うかもしれませんが、大きく成功している人の特徴として、いくつもの回答者が言っていました。たとえば、作家のMicha Stawickiはこのように書いています。
多くのトップパフォーマー(特にアスリート)は、技術やスキル以上に自分との対話を意識しています。プロスポーツの高いレベルにおいて、技術やスキルというのは才能によるものだと考えられています。才能がなければそのレベルには到達することはできません。敵を倒すには、技術を磨くために時間をかけるよりも、自分との内なる対話に集中することに時間をかけた方がいいのです。
3. とにかく書く
活動家のRoger Hawcroftはこう答えています。
大きく成功したいなら、ノートでも日記でも何でもいいので、自分が達成したいことを書き出すことから始めましょう。成功や目標に関係ありそうな、もしくは達成するのに役立ちそうなことであれば、あらゆる経験、本、言葉、テレビ番組、格言、アイデア、連絡先、何でも書きます。毎日何かを書きます。
自分の考えや夢を何らかのかたちで書くことをすすめているのは、Hawcroftだけではありません。先述の作家のStawickiも「日記を書くことは、成功する人にもっとも共通する自己分析の方法だと思う」と言っています。自分の考えていることを書き出すことであれば、日記やノートの書き方など細かいことは気にする必要はありません。書いていれば、書くことのメリットを実感するはずです。
4. 瞑想する
瞑想やマインドフルネスの練習を生活に取り入れたら、成功者の仲間入りです。Stawickiはこのように書いています。
成功した人の多くが瞑想を実践しています。クリント・イーストウッド、ポール・マッカトニー、オプラ・ウィンフリー、ジェーン・フォンダ、スティング、ミック・ジャガー...、コビー・ブライアントは試合中の最高の状態になるために瞑想をしているそうですよ。
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5. たくさん読む
社会学者のWaqar Ahmedはこのように書いています。
ビル・ゲイツは世界一の金持ちですが、読書にも貪欲だというのはご存知ですか? ビジネスで成功している他の多くの人も同じです。大きく成功している人は、成功の一端は少なくとも読書のお陰だと思っています。まだ成功していないなら、もっと書き、もっと読んだ方がいいです。
6. 毎日やることを決めている
日課やルーティンがあると、日々の迷いや優柔不断をかなり減らすことができます。大きく成功している人がこのことを理解し、利用しているのは事実です。起業家のAndrew Barrettはこのように書いています。
もっとも成功している起業家は日課や毎日やることをかなり決めています。自分のために完璧に1日の計画を立てています。自分の身体や、自分に必要なものを理解しています。質の高い仕事を素早くできる"ゾーン"(高い集中とフローのある状態)に入る方法、その状態を保つ方法がわかっています。
学生のAmey Yeoleは、朝と夜は特にこのようなルーティンが大事だと言い、「大きく成功している人は、1日の始まりと終わりに特定のルーティンや日課がある」と主張しています。
7. ネガティブなものを避ける
プロセスエンジニアのHimani Kapoorは「大きく成功している人は、不満を言うことにエネルギーを無駄遣いしない」と書いています。ポジティブであることと成功が密接に関係している、と指摘している回答者は他にもたくさんいました。起業家のButevicsはこう言っています。
成功している人はほとんど不満を言いません(エネルギーの無駄遣いをしません)。不満を言っても、その人はネガティブで非生産的な状態になるだけです。
このことは科学的にも証明されています。
8. 感情をコントロールする
大きく成功している人は超人のように思えるかもしれませんが、普通の人と同じように感情はあります。感情は問題を引き起こすこともあります。社会学者のAhmedもこのようにコメントしています。
成功している人も恐れや倦怠を感じることがあり、それに抗うために闘わなければなりません。普通の人と成功している人の違いは、それに対して行動を起こすかどうかです。
成功している人は、問題のある感情をコントロールするのが普通の人よりもうまい、というのはほかの人も書いています。Butevicsも「成功している人は、普通の人よりもうまく感情をコントロールしており、感情はあっても、感情に振り回されていないように思える」と言っています。
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