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1996.8.28 横浜フリューゲルスvs名古屋グランパス

今日振り返るのは1996年の後半戦最初の試合。
アトランタオリンピックを挟んでの晩夏の一戦です。


横浜フリューゲルス1-2名古屋グランパス
国立競技場(30,128人)

得点
24分 浅野(名古屋)
89分 サンパイオ(横浜F)
90+5分 デュリックス(名古屋)


この年の前半戦のフリューゲルス(以後、横浜F)は強かった。
この年不調だったマリノスとのダービーで敗戦するまで8連勝。
さらに開幕から6試合無失点と楢崎を中心とした守備が安定していました。

対する名古屋も前年後期の勢いそのままに勝ちを積み重ね上位争い。
不安定な試合も時々見られポロっと負けることもありましたが、
それでもストイコビッチを中心としたサッカーは魅力的でした。


上位争いの後半戦最初の好ゲームは名古屋のペース。

開始早々にストイコビッチとのコンビネーションで平野が初シュートを放つと、
そのあとも横浜Fは攻撃の形を作れないまま24分に名古屋が浅野の見事なミドルシュートで先制。
ゴールを決めた浅野がベンチに向かってガッツポーズしたのが印象的でした。
前半はそのまま0-1で名古屋リードのまま終了。

後半もペースは変わらず名古屋が一方的に攻める。
小倉のテクニカルな突破からストイコビッチが押し込むものの奥にいた平野がオフサイドポジションでノーゴール。
さらに平野がスピードの緩急で突破し得意の左足で打つも枠の外。
点が入らないものの名古屋の一方的な試合運びでこのまま終わると思いましたが、
89分に横浜Fがセットプレーからのワンチャンスをものにして同点。
サンパイオの同点ゴールは狙ったコントロールではなかったと思いますが、
サンパイオの頭上にボールが上がったことで自ら押し込むことが出来ました。

当時、延長Vゴール制度だったのでこのまま延長かと思いましたが、
後半ロスタイムも終わりに近づいたところでコーナーキックからこぼれたところをデュリックスがボレー。
ボールはバーに当たり下にいた三浦淳に当たってゴールの外に出ましたがゴール判定。
何度見てもゴールか怪しかったけどこれが決勝点になって名古屋が勝利。

前半戦首位で折り返した横浜Fが後半戦のスタートを落とし、
この次のヴェルディとの試合も2点差で勝っていたにも関わらず後半終了間際に連続失点し敗戦。
混沌とした1996年のJリーグのきっかけを作る連敗となってしまいました。


旧国立競技場の雰囲気好きでした。
あそこでもうサッカー見られないと思うとホロリ。



おじゃ

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