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俺がやってやるって気持ちが大事さ〜(2024.10.9 ルヴァン杯準決勝1st leg横浜Fマリノスvs名古屋グランパス)


1.ルヴァン杯準決勝第1戦に向けて

2019年シーズン15年ぶりのリーグ制覇から昨シーズンまでの5年間2度のリーグ優勝含む黄金期を迎えていた横浜Fマリノス(以後、横浜FM)。
今季はリーグ戦過密日程の影響もあり16年ぶりの4連敗を二度喫するなど下位に低迷している。
しかし、カップ戦に至っては決勝のアウェイで惨敗したもののACL準優勝、
あまり良いイメージのなかったルヴァン杯、天皇杯も準決勝まで勝ち残っている。


この1週間はリーグ戦は代表ウィークによる中断期間を迎えたためルヴァン杯決勝を目指す戦いがH&Aで行われる。

準決勝に残った横浜FMと名古屋グランパス(以後、名古屋)の第1戦は横浜FMのホーム日産スタジアムで行われた。
横浜FMはルヴァン杯前身のナビスコ杯含め優勝したのは23年前の2001年の一回のみ。
この年のマリノスもリーグ戦は残留争いに巻き込まれていたもののナビスコ杯はしぶとく勝ち残り、
決勝で当時最強のジュビロ磐田を0-0からのPK戦で破っての優勝だった。
この時の準決勝の相手も名古屋だったことも踏まえどこか期待してしまう一戦だった。

2.決戦の地、日産スタジアムへ

この日は仕事終わりでの観戦だったためいつもの新横浜駅ではなく小机駅から日産スタジアムに向かう。

人気のない住宅街を歩きマリノスの歴代シーズンの写真の掲示を横目に見ながら歩くと日産スタジアムが現れる。

トリコロールにライトアップされた日産スタジアム


駅から10分ほど歩くとスタジアムメインスタンド側に到着。
最近流行りのモニュメントもここにある。

YOKOHAMAのモニュメント

席に着くとまもなくトリコロールギャラクシー(ナイトゲームの時の暗転演出)が始まる。

スタジアム暗転により空が明るく見える


ルヴァン杯のためマリノスのアンセムは流れないがお馴染みの「民衆の歌」は流れ気持ちが高まる。
そして選手入場。

3.厳しい試合展開

期待が膨らみキックオフ。

気持ちの高まりが消化される暇のない開始30秒いきなり名古屋の先生パンチ。
このピンチはなんとか凌いだもののここで取られたコーナーキックを椎橋が合わせて先制。

コーナーキックをセットする徳元


調子の上がらないチームにこの先制点は重くのしかかり、
名古屋はこの隙を逃さず14分に逆サイドのコーナーキックを三國が合わせて追加点。
徳元のキックの精度も三國の打点の高いヘッドも見事だったがそれ以上に横浜FMの守備が無策だったのは否めない。

2点取られ開き直ったのかここからしばらく横浜FMの時間帯が続く。
31分に両サイドからの連続クロスをAロペスが巧みに合わせて横浜FMが一点返す。
調子が上がらず点があまり取れないここ数試合見られなかった何度でもチャレンジする分厚い攻撃だった。
これで流れに乗りここから後半半ばまで横浜FMが攻め込むものの同点ゴールは奪えず。
逆に名古屋は76分スローインからの守備の隙を突いて最後は途中出場の山岸が合わせて再び2点差に持ち込む。

その後は第二戦に向けて点差を縮めておきたい横浜FMが攻撃に転じるも効果的なチャンスは作れず、
試合はそのまま1-3で名古屋が勝利した。

4.勝利を信じてヒーローが出てくると期待

結果は水モノだし敗戦は仕方ないとは思うがどこか淡々と負けてしまったというのが正直な印象。
第二戦を週末に控えてるというのもあるかもしれないが試合終わりもササっと終わってしまった印象を受けた。


この日の3失点は守備の人数は揃っていたもののいずれもドフリーでシュートを打たれてしまった。
守備の約束事があるとは思うが多少逸脱してでも自分が止めてやるって気概を見せても良かったのかもしれない。
この日は途中から出てきた井上が何度もチャレンジしサイドを突破し好機を作ろうとした。
チーム内では比較的若い井上の頑張りはチームメイトにどう映っただろうか。

23年前、ナビスコ杯決勝戦は守護神川口能活が欧州移籍したあと不安の残ったGKのポジションを、
若手GK榎本達也が不安を払拭するようなハイパフォーマンスを見せてタイトルを引き寄せた。
こういう不調な時に復活のきっかけは個人であったりするしその原動力は自分がなんとかしてやるという気概だったりする。
名古屋での準決勝第二戦は明日13日に行われるが低調なチームに待ったをかけるニューヒーローの登場を期待したい。


おじゃ

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