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【品川近視クリニック ICL(眼内コンタクト)レビュー】 手術の流れ、ハローグレア現象、費用、痛み、違和感など

ICLを2023年の8月にして、およそ1年経ったので術後レビューです。
ICL(眼内コンタクトレンズ)は比較的新しい視力矯正方法であるが故に、レビュー記事が少ないのでどなたかの参考になれば幸いです。


3行まとめ


  • 品川近視クリニックで50万円。やるなら若いうちにやった方がいい

  • コンタクトユーザーにはかなりオススメ。メガネユーザーにもそこそこオススメ

  • 視力の後戻りは無い。生活に支障がない程度のハローグレアは感じる

筆者の基本情報


  • 21歳(当時)男

  • 小1からメガネ

  • 視力は非常に悪い
    (1年以上前の計測データで左0.03, 右0.07, コンタクトの度数は+7.75と+8.25。左目だけ乱視あり)

  • 毎日メガネ

  • 毎日パソコン作業する。デジタル漬け

  • スポーツはジムとバドミントンを週1,2回程度。(コンタクトスポーツはしない)

やると決めるまで

きっかけは、毎日使っていた3万円のメガネのフレームをポッキリ折ってしまったこと。3年ほど前に眼鏡市場で買いました。眼鏡を買うために色々調べていたところ、レーシックの記事が見つかりました。以前から知ってはいたものの、メガネで十分と考えていたので興味はありませんでしたが、これを機にメガネを卒業するのも良いかと思い、詳しく調べました。また、同じく近視の親が、ICLに興味を持っていたこともあり、まずは検診に行ってみることにしました。

事前検診


品川近視クリニック

レーシック、ICL共に手術件数国内トップで、院内も綺麗で案内も非常にスムーズでした。初回の検診では視力を測定し、諸々の案内を受けました。レーシックは後戻りするとか、ICLは新しい手法だとか、丁寧に説明をしてくれます。

角膜が薄すぎてレーシック不可→ICLに決定

ICLも視野にレーシックを受ける予定で行ったところ、1.0程度まで視力をレーシックで矯正するには角膜が薄すぎて不可能とのこと。これは予想していませんでした。具体的な数字も教えてくれて、
「角膜の厚さはXXXμm残す必要があります。私さんはの角膜はXXXμmで平均より薄め、完全に矯正するにはXXXμm削る必要があるので引き算すると安全ラインを下回ってしまいます。レーシックだけで完全に矯正するのは難しい(=無理)です。」と。

安全ライン以下になるとどうなるかの説明もしてくれて、眼球内と外の圧力さに耐えれられず目が膨らんでしまう場合があるとか。レーシックは無理ということですね。これでICL一択になりました。ちなみに反対に、ICLが不可でレーシックしかできない場合もあるそうで、虹彩の内側のレンズが収まる溝の間隔が広すぎると、中でレンズが固定されないのでICL不可だそうです。

虹彩の内側の間隔が広すぎる人は、レンズが動いてしまうので装着できない

湘南美容外科

セカンドオピニオンではないですが、同時期に予約していたSBCにも初回診断に伺いました。レーシックできるかもしれませんし。ですが結果として案内内容は同じ。金額もほとんど同じでした。

施設の規模と綺麗さは品川近視クリニックの方が大きく勝利です。品川近視クリニックの健診の後に湘南に行ったので、狭さと古さが気になってしまいました。

品川近視に決定

クリニックの綺麗さ広さ、家からの距離もありますが、一番は紹介者がいたことが大きいです。大学1年次にICLをしたと話ししていた友人に久しぶりに連絡を取って紹介コードを発行してもらいました。紹介コード自体はスマホ連絡で完結するので、直接会う必要はありません。

当時の謝礼金額。3万円割引の4万円謝礼でした。

19万円レンズ代を先に支払う

品川近視クリニックに決めたので来院、初回健診時から視力が変化していないかチェックしたのち、レンズの発注をするために19万円を支払います。海外の業者に発注するため以降キャンセルはできません。レンズが届くまで1ヶ月~2ヶ月ほどかかるそうです。

手術当日


朝入浴

手術当日はシャワー・入浴ができません。来院前に済ませておくと良いです。

11:30に来院、事前チェック

手術当日です。目の状態を確認し、その後瞳孔を開く目薬を5分おきに滴下していきます。
手術の順番になると、全ての荷物(スマホも時計も)とメガネをロッカーに預けて手術用エリアへ移動します。ちなみにこれが人生でメガネをかける最後の瞬間です。

手ぶらで手術用エリアに移動

手術用エリアの待合室に移動して、髪の毛が落ちないようにヘアカバーを装着してもらいます。動かないようテープで固定もしてくれます。待合室には他に2人患者さんがいました。お爺さんと若い女性だったと思います。メガネがないのでよく見えてません。
ここでも看護師さんが瞳孔を開く目薬を滴下してくれます。

廊下で順番を待つ

手術の順番が迫ると廊下に移動して、手術室から近い順に3,4席あり、順番に移動します。目の前の人が手術室に入ると一つ前の席へ。いよいよ手術です。手術室のドアって足元のボタンで開けるんですね。普段見れない部分だったので面白かったです。

恐怖などは全くなく、むしろ人生で一度きりの経験を味わおうとしていました。
すぐ後ろがお医者さんの待合室なのか「〇〇さん今日X回オペでしょう。大変ですね。」みたいな会話が聞こえた記憶があります。廊下でも看護師さんらの事務連絡が聞こえました。

いざ、手術

ついに名前を呼ばれて手術室に入ります。12畳くらい?の部屋に椅子(歯医者の椅子の何倍もいろんな器具がついてました。ほとんどボヤけてて見えていませんが。)席に座って名前確認をするといよいよ手術です。椅子が動いて仰向けになり、上昇します。
まずは左目から、目を出す穴が空いたシート(外科のドラマでよく見るやつ)を顔〜上半身に被せて左目だけを外に露出します。

目を開く器具?が押し込まれる

上を向くと、まぶたを開いたままにする器具が装着されます。「少し押し込まれる感覚があって驚くかもしれませんが動かないでくださいね」と一言伝えられた後、銀色のキラッと光る複雑そうな器具が装着されます。(ほとんど見えてません。)目を強く押されている感覚がありました。これで目が閉じれなくなります。

その後すぐに麻酔と水を絶え間なく流されるので、乾きを感じることはありません。痛みなどもありません、冷たい液体が目の上を流れていると感じる程度です。少しすると手術開始です。

目にメスが近づいてくる感覚

目の中を水が流れているのでほとんど何も見えませんが、細い銀色の何かが複数本、目に近付いてくるのがわかります。メスであることわかっていたので、これから目に入るのだと緊張します。

目の中が少し染みる

メスで穴を開けれらると、目の"中"が滲みるような感覚があります。少し怖かったです。穴が開くと、そこにレンズを入れて、中で展開する作業が始まります。目に細い棒が入って、虹彩の溝にレンズを入れているのか、4回くらい、棒が入ったり出たり中で動いたりしているような感覚がありました。
レンズが入った直後も流水が流れているのですぐにクリアに見えるということはなく、ボヤけていますが、何かが目に入っているという感覚を僅かに覚えました。

器具を外す

手術が完了したのか、まぶたを固定していた器具が外されます。瞬きができるようになりますが、麻酔と散瞳のせいかよく見えません。顔を覆ったシートと皮膚との境界のテープを剥がされます。(このテープ剥がしがちょっと痛いです)
その後、外の世界を見る前に右目の手術のために左目ごとカバーで覆われます

右目

手順は左目と同じです。お医者さんの慣れなのか聞き手なのか、左目よりも早かった気がします。一回目で痛くないことがわかっていたので、予定調和的に体感あっという間に終わりました。

両目完了

シートが完全に外され、手術完了です。お医者さんに「お疲れ様でした」と言われました。こっちのセリフだよと思った記憶があります。担当医の方、ありがとうございました。

手術室全体を見渡してみましたが、相変わらず麻酔と散眼のせいで何も見えません。視力の向上は感じられません。まだ若干滲みていて、異物感が残っています。

安静室

手術が終わると、安静部屋に案内されます。一人一人間仕切りされたブースで、暗いカーテンが引かれ、ゆったりとした椅子に座って目を閉じて数分〜十数分安静にします。飴とペットボトルの水が用意されているのでいただきました。荷物は全て預けているのでやることはありません。ただ目を瞑って待つだけです。目を強く瞑ったり擦ったりしてはいけません。

目の状態をチェック

しばらくすると看護師さんに呼ばれ、目の中の状態を器具で確認されます。顎を乗せて光が当てられ(瞳孔開いているので眩しいです)、中の状態を確認してOKが出ます。

手術後の過ごし方についてレクチャー

チェックが終わると手術当日の過ごし方などの説明を看護師さんから受けます。2人セットで受けました。寝る時はアイガードをすること、入浴できない期間、運動できない期間、毎日5回目薬をすること、など案内を受けます。

帰宅

案内が終わると手術室を後にして、そのまま帰宅です。ロッカーに預けた荷物を回収して帰ります。メガネケースを忘れたので裸で持ち帰ることになりました。もう使わないんですが。支払いは事前に済んでいますので受付に会釈して帰宅です。

鏡で術後の目を見てみる

来院11時の退院15時くらいだったと記憶しています。手術直後、気になってトイレの鏡で目をよく観察してみましたが全くわかりません。写真も撮りました。品川近視クリニックがある有楽町イトシアオフィスからの銀座の街並みがはっきり見えましたのを覚えています。(かなり眩しいですが)

家に帰って

当日はシャワーを浴びれないので8月の屋外にいる訳にもいかず即帰宅です。電車で1人で帰りました。目薬のせいで手元にピントが合わず、スマホが見えません。仕方なく窓の外を見ながら帰ります。メガネなしで全てがはっきり見えるのは新鮮ですが、異物感、眩しさ、ピントの合わせずらさはあります。家に帰ってからも近くは見えないのですが、大きめのモニターなら見えます。

酷使してはいけないとのことなのでその夜はあえて会食の予定を入れておきました。食べるのと話すのに目は使わないので。お酒は飲みません。

帰宅後、シャワーも浴びずに寝ます。

翌日検診


起床直後

朝起きると天井がクリアに見れます。驚きはしますが、別にメガネを掛けていれば見える世界なので巷で言われるような感動はありませんね。
遠くは非常によく見えますが、手元は若干ピントが合いづらいです。麻酔や目薬の効果はもうないので、単純に視力が上がったせいということがわかります。
メガネ→ICLでは、矯正視力は同じでもレンズとの距離が違うので見え方が異なります。例えるなら乗り物酔いでしょうか。それに加えて目の異物感と左右の視力差も感じます。

特に外を歩いている時は見え方の違いのせいで地面との距離感が微妙に測れず、体感フラフラとした歩き方になっていました。

反対にモニターを見ている時は左右の視力差が気になりました。失敗したか?と思いましたが、視力は確実に上がっているので慣れの問題と信じることにしました。

翌日検診

12時から翌日検診です。目の状態を確認してOKが出ます。1時間と少しで完了です。左右の視力差が気になる話をしましたが、よくあるとのこと。慣れるまで待機とのことです。

左目は乱視が入っているので完全には矯正できない事はわかっていましたがかなり気になります。1日に10回くらい、片目ずつ隠して視力差をチェックしていました。

~手術後1週間

筆休め。続きを読みたいと言ってくださる読者さんがいましたらいいね・コメントいただけると筆を取る動機になります。ではまた。




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