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#小説 #連載小説 #ゲーム #伊豆平成 超時空薄幸児童救済基金――という、よくわからない団体から、寄付を募られた。 なんでも、様々な時空にいる恵まれない児童への援助を仲介している団体――らしい。って、そう説明されてもなにを言っているのやらさっぱりわからない。新手の詐欺だろうか。 そもそも、自分が生きていくのが精一杯の金欠野郎に、寄付なんかできるわけがない。そう言って断ろうとしたのだが……。 「いえいえ、金額はいくらでもかまいません。なにしろ、後見人の無償の愛