読書日記9 「40歳の教科書 親が子供のためにできること」
僕の意見はある一面なのかもしれない、と立ち止まって相対的に比較する心の余裕は少ない。しかし、相対的に見るからこそ、持論の輪郭がはっきりし、根拠も理論的なものになると思う。様々な意見を知ることは、自分の視野を増やし、視界を広くすることができると思う。
本著は約10年前の書籍だ。以下の英語、中間一貫校、お金、失敗の、4つテーマについて、語られている。
英語はいつかは学び始めるべきか
中間一貫校は幸せへのプラチナチケットか
「お金」と「仕事」をどう教えるか
挫折や失敗をした子どもにどう接するか
子供の成長を期待するあまり、自分の期待を子供に託しているように思える。より効率的に、より正しく、より真面目にと願っている。その比較対象が親のわがままなのかも知れないと思った。また、親が情報に振り回されている場合も多いと思った。子供にとって何が正解かわからないこそ、親は悩み、子供に干渉するのだと思う。
親は仕事をしながら、少ない情報で子供を助けようとする。日頃から子供に目を向けることも少ないので、子供と話が進まないかもしれない。一方で操縦者のいない飛行機のように、子供の時間は自由気ままに進んでいく。親の時間は知らぬ間に労働に消えていき、子供の成長を振り返るまでもなく、子供の節目に出くわすのかもしれない。
僕は親として、もっと多面的な意見を知る必要があると感じた。また、子供と対等に身近な問題を解決していきたいと思った。
40歳の教科書 親が子どものためにできること ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編 https://www.amazon.co.jp/dp/4062164051/ref=cm_sw_r_cp_apan_glt_i_D5JS4NXGSEJQJVQ5QTV1
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