実験的、女子力。

以前のnoteで、「女子力をあげたい」と書いてしまったので、探り探りではありますが取り組んでおります。お笑いを志した26歳の頃から約13年、美容には何もかまってこなかったので、どこから手をつけたらいいのか分かりませんでしたが、まずグーグルで「化粧水　つけ方」と、検索しました。ほら「基本を制する者が世界を制する」って、パブロ・ピカソさんも言ってましたし。※基本にもほどがあるだろ！ のツッコミありがとうございま～す！ 単刀直入に申し上げますと、化粧水の正しいつけ方は、よく分かりませんでした。取り組み開始10秒で挫折です。ですが、ここでギブアップする私ではありません。売れなすぎる地下芸人生活で培ったあきらめの悪さを発揮し、美容について調べ進めました。ヘア、メイク、スキンケア、ファッション、ネイルなどに分類され、それぞれが奥の深いものでした。

「めんどくせぇ。」と、心の声が思わず漏れ出てしまいました。最初こそ物珍しさで楽しんでいましたが。美容について紐解けば紐解くほど、その言葉を連呼していました。世の女性がこんなにも美容に手間ヒマをかけていたなんて…愕然としました。手間暇だけではありません。美容には多額のお金がかかることも発覚しました。髪質改善18000円、パーソナルカラー診断12000円(メイクレッスン込み)、綾瀬はるかのCMでお馴染みのSKⅡの化粧水13880円、パーソナルスタイリング50000円～、ネイル7000円～、と、ざっと計算しても女子力を上げるには10万円はかかることが分かりました。

もちろんそんな予算はない私、前途は多難すぎます。まずパーソナルカラー診断(メイクレッスン)は諦め、メイクの本を買い自分で勉強することにしました(2000円)。髪質改善も断念し、頂き物のヘアオイルを使います(無料)。妹からもらったアユーラの美容液とシャネルのクリームもメルカリに出品するのをやめて、自分で使うことにしました(無料)。ジャンブルストアで水玉のワンピースと花柄のスカートを購入しました(2000円)。ネイルもセルフですることにしてドラッグストアと100円ショップでマニキュアとトップコートを用意しました(600円)。ここまでで9万5400円の節約、偉いゾいずみ☆

たくさんお金をかけなくても、できることから少しずつ、やれることはあるのかもしれない！ と、意気込み黙々と美容について色々と試す私の横から夫がボソッとひとこと言いました。「それより２キロ痩せた方がキレイになれるのでは。」

・・・！！？

美容に手をかけることは、格好悪いことだと勘違いしていました。若作りや外見を磨くことに必死になっている姿は、美しさと反比例するように思えていたのです。それよりも、外見を飾らなくても、思いやりがあるとか、仕事ができるとか、内面を磨いている人の方が美しいのではないかと思っていました。でも、歳を重ねてくるとそうも言ってられないんですね。知りませんでした。そして、自分に手をかけて、背伸びして綺麗に見せようとする行為こそが可愛らしいんですよね、きっと。

まだスタートラインに立っただけなので、もう少し、この女子力アップ実験(＆ダイエット)を継続し、どのような気持ちの変化があるのかを観察したいと思います。