先生の読書「心を育てる語り」

画像1 本書では、教師による23の語りが入っています。「語り」=言葉のもつ不思議な力を存分に引き出し、子どもたちの変化や成長を力強く支えていけると思い、本書を手に取りました。語りの1つ「利他的に生きる」語り。自分のフルパワーが出せる時の語りが心に残りました。
画像2 山登りをしているときに、途中で、ものすごくつらくなって前に進めなくなりました。そんな時、あなたなら、どうすればいいか知っていますか。
画像3 子どもたちの答えは、「杖を使う」「水を飲む」「ヤッホーと叫ぶ」「一休みをする」「お菓子を食べる」「歌を歌う」などと答えました。
画像4 答えは、「誰かの荷物を持ってあげる」こと。自分だって、もう一歩も動けないくらいきついはず。だけど、そこで、あえて誰か苦しい人の荷物を持ってあげます。不思議なもので、こうすると力が湧いてくるものらしいんです。人間って不思議な生き物で「自分のため」だけじゃ力が出ないんです。ーこれが「応援は自分の力になる」ことの理由。誰かのために何かをしようとするその気持ちが、そのまま自分自身のチカラになる。
画像5 人の力を引き出すだけでなく、自分の力も引き出す。応援力を高めていこうと思った語りの一つです。

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