小説『空中輸送員』が〈エブリスタ小説大賞2022 集英社文庫 ナツイチ小説大賞〉で、優秀作品に選ばれました!

大変ご無沙汰しております。和泉りょう香です。

この度、小説『空中輸送員』が

〈エブリスタ小説大賞2022 集英社文庫 ナツイチ小説大賞〉
 

で、優秀作品に選ばれました!

実はこのようにお選びいただくのは2回目でして、前回は

<エブリスタ小説大賞2018『現代恋愛・お仕事・ミステリー大賞』>の優秀作品

にもお選び頂いております。とても嬉しく光栄です!

そして、今回賞典として選評を頂きました^^

選評


『空中輸送員』

テーマ:B
共感度:C
キャラクター・設定:C
ストーリー:C
表現技術・文章能力:A
総合評価:C

【エブリスタ編集部選評】

憧れの人と再会することが、桃子の止まっていた時間を動かす流れは秀逸です。「空中輸送員の仕事は空を飛ぶことじゃない。乗客を守ることだ」は心に響きました。完璧に見える壮太にも妹との悲しい過去を抱えているのが彼のキャラクターに奥行きを与えています。少々気になったのは、自衛隊時代の入隊直後の訓練シーンの描写がないことです。せっかく桃子が決意して、夢に向かって旅立ち、どうなるのかと思ったら、次のページではすでに夢をかなえる目前なのはもったいないです。彼女が入隊後どんな苦労や努力をして最後の試験までたどり着いたかの過程を見たい読者も多いと思われます。

※各項目のA~Cの評価は、エブリスタ編集部における選考基準のものです。
 出版社の最終評価とは異なりますので、ご了承ください。
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選評を頂いて

その道のプロの方から頂くお言葉はとても感慨深いものがあります。純粋に嬉しい^^
それとは別に誰かに読んでいただけたり、ご感想を頂けるだけで、色んな想いがこみ上げてきて不思議と『自分は生きている』ということを感じられたりします。

以前のバリバリ完璧主義の私だったらこれを見て、BとかCとかに目が行き、ネガティブなことばかり考えていたと思います。当然いい部分は完全無視(笑)。もっと言うと『欲しがりません、勝つまでは』の精神で自分を追い詰めていたと思いますし、記事もUPしていないと思います。

でも今の私は不思議と違って、【表現技術・文章能力】でA評価を頂けたことがとっても嬉しいんです。
なぜかここだけが光って見える。
この部分だけ切り取って勲章にして胸に張り付けて得意げになっている自分が想像できます(笑)
そんなアホっぽい自分を私は、なんだかうれしく思ってる。

これまでとこれから

今回かなり久しぶりの記事UPとなります。
2021年秋に体調不良をきっかけに『私は全然癒されていない!』と気が付き(それまでは70%位は癒されていると思いこんでたが、実際は10%位だった)、自分癒しを最優先にするためコーチ・カウンセリング活動を休止しておりました。
この期間を振り返ると、まさしくこの小説の心の部分を追体験しているなと思いました。10年ほど前に書いた小説ですが、読んでいると自然と涙があふれてきて、なんだか今では将来の自分の為に書いていたような気さえしています。当時は意識していませんでしたが、心理学を勉強した今改めて読み返すと、依存から自立、相互依存へと続く物語になっているなと思いました。

私の癒し道は、まだ道半ば(もちろん完璧は目指しておりません!)であり、もう少し時間が必要と感じていますが、『またセッションをしたい!』と自然に思える日が来たら活動を再開したいと思っております。
これまでは『やらねば!』ばかりで自分の気持ちを聞いてるようで聞いていなかったので、
この期間のことも『書きたい!』と思った時に文章化していけたらなぁと思っています。

『カムバックすることがあったら、ある意味最強になってる気がする』という根拠のない自信だけを胸に、今しばらく自分の心の時間を大切にすることに集中していきたいと思っています。

また皆様とお話しできる日を楽しみにしています^^

これまで作品をお読みいただいたり、応援してくださった方々本当にありがとうございました^^


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