鶴ニ乗リテ樗堂一茶両吟/初雪やの巻
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霧吹はれて花紅葉ちる
芋汁に二日なぐさむ親のもと 樗堂
初ウ十一句、親芋に子芋、里芋は子沢山。
〇
芋汁に いもじる・に。近年、各地で芋煮が盛んです。
二日 ふつか。(一泊できたのです)
なぐさむ 慰む。気持ちがやすまること。
親のもと おや・の・もと。親許、年はとっても親は親。
〇
きり ふきはれて はなもみぢ ちる
いもじるに ふつかなぐさむおやのもと
霧はれてに、「なぐさむ親のもと」と付けた人情句。芋汁は季節を告げる風物誌のひとつです。
〇
句に
おもひおくことはないゆふべの芋の葉ひらひら 山頭火
城見ゆるここらと芋煮鍋を据う 林火
など。
24.10.2023.Masafumi.
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