とくとくの水麦士一茶/梅の木のの巻
Berjaln-jalan, Cari angin.
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池田のかはつ近江のかせ
指艾もくさを晒すきさらきや 一茶
名オ一句、名残りの懐紙のかわきりに。
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指艾 サシモクサ、一茶書き込みルビ。実方の歌に「かくとだにえやは息吹のさしも草」と、蓬の別名。
もくさ 艾、葉を干しよく揉んだ「もぐさ」で、灸をすえる。
晒す さらす、蓬を乾燥している様子。
きさらぎや 如月・や、二月の和名、「や」は詠嘆の間接助詞。
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いけだのかはつ おうみのかぜ
さしもぐさ もぐさをさらす きさらきや
前句「近江のかせ」に、芭蕉「おくの細道」の序文「三里に灸すゆるより」の<もくさ>を付け、名残り入りの句に仕立てていました。これより、一茶が長句をつとめます。
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如月の蓬ではいくらももぐさはとれなかった筈。歌仙の運びからすれば、明らかに季戻りだったのですが、、、、
9.11.2023.Masafumi.