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入れ歯とは

入れ歯についてご紹介します。一般的には入れ歯と呼ばれ、歯科医院でも患者様とお話しする時には入れ歯と呼ぶこともありますが、通常、歯科では入れ歯のことを義歯と呼びます。義眼、義手、義足と同じ「義」の字が使われます。「義」という漢字は「正義」、「義理」、「意義」、「義父・義母」など様々な意味で用いられる漢字ですが、「義歯」などに用いるときは「実物の代わり」という意味で用いられるのだそうです。
上記のとおり義歯とは「自分の歯の代わりの歯」ということで、入れ歯のほかにもインプラントやブリッジなども広義的には義歯と言えます。それぞれメリット、デメリットがありますが、それについてはまた別の機会でご紹介したいと思います。今回は一般的に入れ歯と呼ばれるものについてのお話です。
入れ歯(義歯)と一言で言ってもそれは1本の歯の代わり(部分入れ歯)から上や下あるいは上下の歯全部(総入れ歯、総義歯)までその形態は人によって様々です。
しかし、1本だけの部分入れ歯であろうと5本の部分入れ歯であろうと総入れ歯であろうと全員に共通することがあります。それは入れ歯にもきちんとしたお手入れが必要であるということです。自分の歯とは異なりますが入れ歯にもデンチャープラークと呼ばれる汚れが付着して細菌が増殖するので、汚れと細菌をきれいに落とさなければなりません。就寝前には落として排水口に流してしまったり、割れてしまったりするのを防ぐために水を張った洗面器を下に準備してから入れ歯を外して入れ歯用ブラシで優しく磨いてください。磨いた後はぬるま湯に入れ歯洗浄剤を入れて漬け置き洗浄してください。さらに、部分入れ歯の方は残っている自分の歯のお手入れもとても大切になります。
口腔内は髪の毛1本でも敏感に感じ取るほど繊細です。入れ歯のちょっとしたズレで口内炎ができたり、噛み合わせが不調になって頭痛などに繋がってしまったりすることもあります。また、入れ歯は毎日きちんと装着していても残っている自分の歯🦷はどうしても動いてしまいますし、毎日きちんと洗浄していてもどうしても汚れは定着してしまいます。また、使えば使うほど人工歯自体もすり減ってきます。このようなことから、使っていて現状では特段の問題を感じていなくても歯科医院で定期的に入れ歯の調整や洗浄、ご自身の歯のメインテナンスを行って、快適で清潔な入れ歯を使って健全な口腔内環境を保つように心がけてください。
いずみ中山歯科では歯科医師、歯科技工士による入れ歯の作製から調整、歯科医師、歯科衛生士による口腔内のメインテナンスまで行っていますので、入れ歯に関するどのようなお悩みでも結構ですので、お気軽にご相談ください。

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