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オーラルフレイルをご存知ですか?

今日はオーラルフレイルについてご紹介します。オーラルフレイルとは、「オーラル:口腔」、「フレイル:虚弱」から生み出された言葉で「口の機能が衰える」ということです。

噛む、飲み込む、話すなどのお口の機能は加齢とともに衰えていきます。例えば、喉にある喉頭蓋の弁の動きが悪くなるとムセや咳払いをしやすくなります。また、舌の力が弱くなったり唾液の分泌量が減ったりすると食べ物が喉に痞え(つかえ)やすくなってしまいます。このような口の変化は「口腔機能低下症」と呼ばれ、全身の健康を損なう最初の段階になるとされています。
上図に示したチェック表で合計が3点以上になった方は要注意です!
オーラルフレイルは歯周病やむし歯による残存歯数の減少によって段階的に引き起こされるため、定期的に歯科検診を受けることが大切と考えられています。
高齢になると唾液分泌量が低下するため、口腔内の衛生状態が悪化しやすくなり、若い世代と比べると歯周病やむし歯がどうしても起こりやすくなります。また、特に糖尿病などの持病があると歯周病が悪化しやすいため、抜歯が必要になるほど重症化するまで発症に気づかないこともあります。
お口の老化は早めに気付けば予防も行いやすいですが、自分の口の機能が衰え始めていることに気づかない方がとても多いのが実情です。
いずみ中山歯科では、特に気になる症状がなくても、概ね3ヶ月に1度は口腔内の状態をチェックすることを推奨しています。


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