見出し画像

ものづくり・海外に売り込む

泉菜穂(46)です。東京でENNESTEという染色とライフスタイルのブランドを運営しています。今年から、海外に日本のつくり手さんを売込む、コーディネターの活動もしています。

はじめて海外に売込んだのは、ちょうど10年前の11月。気になっていたロンドンのお店をアポなしで尋ねて、オーナーさんにまだ商品になっていない、草木めの糸と手まりを見せました。それから1ヶ月後、にメールで糸をオーダーしたいと問い合わせを貰いました。そのお店とは、今でも交流が続いています。

バイリンガルではないのですが、ヨーロッパとの肌感覚のコミュニケーションをとる経験が長かったからか、こんな風に思いつきで知らない現地のお店に話を持ちかけることが苦ではありません。

これから、海外の憧れのお店や雑誌で自分の商品を扱って欲しい!と思っている方、特定のお店はないけど海外にも販路を持ちたいと思われている作家さんがいらっしゃれば、まずはインスタでDMを送ってみるのが良いと思います。

もし、現地に旅行などで行く場合は、ハードルを下げるために、まずは、その場で見つけた、ジャンルが違うけど好きなテイストのお店に、自分の商品を見せてみる。反応が良ければ嬉しいし、反応がいまいちだったら、「ジャンルが違うから、そう思うよね。」とか、ガッカリしない理由を見つけやすいし、売込みの練習ができます。

私の場合は、インテリアが好きなので、草木染めの糸と手まりをパリのインテリアショップの店員さんに「こちらのお店がすごく素敵なので、ご意見いただけますか?」と声をかけました。ラテン系のパリの方々はワーワーキャーキャー言ってくれたので、ワクワクしながらロンドンのお店にアポ無しで行くことができました。

ここでポイントなのが、本当に本当に好きなテイストのお店で、気軽に声を掛けられる感じのお店やスタッフさんを選ぶこと。憧れすぎて震えるところとか、有名だからとかだと、話しかけるこちら側の力が、思い通りに熱量を届けることが難しくなるからです。


photo from unsplash 
https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/uY2kic9wlmc?utm_source=unsplash&utm_medium=referral&utm_content=creditShareLink



いいなと思ったら応援しよう!