経験を積まなくても仕事にできる
私のはじめての副業は、ロンドンのお店に人の作ったものを売るところから始まった。だから、何の下地もなく、売れてから調べたり覚えたものばかり。人に聞いたり、真似したり、調べたり、過去の職場での記憶を辿って販売方法の根拠を打ち立てたりした。
販売した商品が糸と手まりの作り方を教えるワークショップ。
手探りでうまく行ったり、驚くこともあったり。
商品の値付けは全く分からず、最終的にロンドンでついた売値を見てビックリ。日本での値付けの方法は、過去に働いていた会社を通じて知っていたが、欧米での値付けの方法が全く違うことをその時にはじめて学んだ。
手まりワークショップは、その10ヶ月前に開催が決まった時に初めて、てまりづくりを習った。テキストもイラレが使えないので、いつも会社のプレゼン資料を作っているパワポで初心者の私が作った。初心者が初心者に教えようとすると、気持ちが分かるので初心者には分かりやすいテキストが出来た。てまり経験者とてまり初心者(私)のワークショップは好評。成功をおさめた。
なぜこんな事が出来たのか?まだ起業の「き」の字も頭に浮かばない、この期間は、ただただ楽しかった事を覚えている。
心配より楽しさ。そしてお客さんや売り先への誠実な気持ち。
これがあれば、最初の1歩が踏み出せる。