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春の海
子どもたちと姪っ子と甥っ子、計4 kidsを連れて海に行く。特に理由はなくて、春休みも最後だし、わたしの仕事も空いているし、何よりとても天気がよかったので。
子どもたちが楽しめるといいなあと思って連れて行ったんだけど、むしろわたしの方が楽しんだというか、縮こまっていた視野がふっと広がったような気がする。
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肌をなでる甘い潮風とか、足で踏み締める砂の心地よさとか、目に飛び込む水面を反射した柔らかな光とか。一瞬ごとに自然の表情は切り替わるから、絶えず五感が働く。視界の隅では、普段はゲームだのYouTubeだの言っている子どもたちが、あっという間に自然に溶け込んで遊んでいる。
普段家にこもってパソコンの前で仕事ばかりしていたからか、そんな感覚からすっかり遠いところにいたことに気づく。
五感をひらいて、そのまま受容すること。
ここのところ、脳内メモリを使い切っている感が強くて、もうここから先へは行けないのかもな……とか思っていたのだけど、なんだ、まだメモリたっぷりあるじゃん。とか思った。