ゆるく楽しく人と繋がる喜び 〜グリスロ運転日記〜
先日、千葉市打瀬地区におけるグリーンスローモビリティ実証実験に、運転手として参加しました。
グリーンスローモビリティとは、時速20km未満で公道を走ることが可能な4人乗り以上の電動車両のことをいいます。小さい車両のため、大きなバスが走れないような狭い路地での通行も可能です。また、写真のようにドアがなく、車内はオープンな空間となっているので、車内での会話を楽しみながら移動できる「新たなモビリティ」として期待されています。
グリスロで走っていると、オープンな上、ゆっくり走っているため、何かのアトラクションのように見えるのか、こちらに手を振ってくれたり、気軽に声をかけられたりすることが多くありました。
また、そうなってくると、運転手であるこちらも、なぜか楽しい気持ちになってきて、「どうですかー、乗っていきませんかー」と、どんな人にも、気楽な気持ちで声を掛けることができました。
そこには、話しかけられたらどうしよう、や、話しかけて変なふうに思われたらどうしよう、などの心配はなく、気軽に話し、気軽に乗り、たわいのない会話を交わし、そして気軽にさよならー、と言って降りていく、短いけれど、何かお互いに愉快な時間を過ごせる空間がありました。
オートロック式のマンションが増えていく中で、住民同士が気軽に挨拶をしたり、声を掛け合う場面というのは少なくなっています。住民同士、ちょっとした日常生活の会話が弾むことで、街に出る喜びも増し、外出しようと思う日も増えていくのではないでしょうか。
今回の実証実験は2週間という短い期間でしたが、住民の足になるだけではなく、住民同士のコミュニケーションを増やすきっかけとして将来の活用が期待できる乗り物なのではないかと思いました。
ゆるく楽しく繋がっていく。心をつなぐ優しい街づくりをみなさんと一緒に作っていければいいなと思っています。
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