#2 どう描くか?
ボウリング漫画を描くなら
ここからは、商業誌でボウリング漫画の連載を狙うなら何をするかという話です。
前回挙げたプラス面・マイナス面、自分の興味、経験を加味して出した結論です。このポイントを持ち込みや担当との打ち合わせの時のたたき台にしよう。
決定項でもないし、ダメなら直せばいいし、良くなるなら伸ばせばいい。
まずは担当がいた時の過去作を見返してみようかな。
以前に描いた漫画のキャラクター達もアップしてみる。
今でも結構気に入ってる。
内容は主人公二人がロードムービーみたいに日本全国回りながら強敵たちを倒しながらプレイヤーとしても人間的にも成長する話。 親子ボウラーだったり、ボウリングブーム時代に青春を過ごしたオバサンだったり、米軍基地の外国人プレイヤーだったり。考えてるとき楽しかったなぁ。
なぜか最終話まで全部ストーリーとキャラクターは決めてたんですよ。
原作持ち込みで担当ついたけど、「やっぱり絵も自分で描きます」なんて言ってね。
で、実際に原作や設定をマンガにすること、特にボウリングシーンにするのが難しくて...
当時はまだ下手くそだったし。マンガ描いたことない人は、マンガなんてすぐ描けるって思うんですよ。描けばわかる。マンガは本当に大変。
↑のキャラクターは気に入ってた。特に親子。いいキャラできると気分がいい。美形じゃないのもまたgood。
当時の設定集見返してたら、「ボウリングシーンについて」気を付けるポイントが書いてあった。今でも通用するかもしれないからメモ。
ボウリングシーンについて
・ボウリングと他のスポーツとの一番の違いは「考える時間が圧倒的に長い」ということ
・1人で1ゲームなら約10分。1対1で勝負した総ゲーム時間は約20分。ボールを持っていない約16分は考える時間
・サッカーやバスケットのような反射的な動きよりも、アタマで考えたことを正確にコントロールすることが重要
・不安やプレッシャーなどの心理面、精神面での戦いが勝負のカギとなる
投げる→ボールが返ってくる→投げる→相手が投げる→~…こんな風に順次絵にしてたら単調になってしまうから、省略や回想だったりサイドストーリーなどで演出が必要
・ボウリングの性質上、毎回劇的に変化があるわけではないので、相手との会話・仕草・服装・小道具にこだわれ
けっこうちゃんと考えたんだな。
よかった~捨てないで。保管するって大事。活用活用。
・絵のタッチ
絵のタッチを検討してる。
やはりスポーツマンガはある程度しっかり頭身高めに設定したほうが説得力がでる。
ボウリングなら投球時の前腕の張りだったり、指にチカラを込めた時のスジだったり血管だったりですね。
絵による身体表現はスポーツ漫画のキモ。
でも線でごちゃごちゃ描き殴るんじゃなくて、あっさりおしゃれポップな絵柄を目指そう。で、できるかな。
「ポップな絵で熱いスポーツ漫画」…難易度高いぜ。
ネームと同時進行で絵柄の研究もしないといけないですね。別エントリーに、色んなタッチで描いてみてまとめたのをアップしてみよう。
・ストーリーと読み切りネーム
まずは読み切り一本描いてみてからだ。
連載を意識せずにまずはきっちり読み切りを描き上げよう。ここ重要。描き上げる。少年誌や青年誌というのは意識しないでまずは完成させよう。
最近のマンガ投稿サイトは少年マンガも少女マンガも青年マンガも一緒ですからね。個人的にはこの施策はいいと思う。違ったジャンルや対象年齢層の作品に出会えるから。
ネームもまた別のエントリーでアップしよう。投稿サイトにネームをアップして反応みるって手もある。
スポーツ漫画の種類
この「ボウリング漫画の可能性」シリーズをはじめて思い出したことがある。
たしかスポーツマンガの特集ムックで、各出版社の編集者の覆面鼎談だったと思う。座談会だっけな?こう言っていた。
スポーツ漫画のタイプには二種類ある。
・主人公が「スポーツの素人(ハマる瞬間)」から始まるストーリー
・主人公が「スポーツの天才(ハマった後)」で始まるストーリー
うろ覚えだけどこんな内容だった。有名タイトルを分けてみよう。
「最初は素人」・・・『柔道部物語』『スラムダンク』『はじめの一歩』
「最初から天才」・・・『H2』『YAWARA』『ピンポン』
なるほど。たしかその座談会で「ハマる瞬間」を説得力を持って描くのがとにかく難しい。と言ってた気がする。
かなり記憶があいまいですね、もしかしたらスポーツ漫画を描かれた漫画家先生のコメントかもしれない。
どちらの作品のタイプも面白いし、結局は作家の腕次第ですよね。
個人的には「最初は素人の主人公」が「スポーツの魅力にハマって」どんどん成長する「サクセスストーリー」を描きたい!!
じゃあ描け。
サムシングエルス
「絵」と「ストーリー」と「キャラクター」が大事なのはもちろんのこと、さらに「なにかひとつ」が必要だと考えている。
ボウリング漫画として面白いだけでなく、「なにかひとつ」目立つ要素が必要だ。プラスアルファとも言う。
その「なにかひとつ」が自然と作品のウリになって、ストーリーにも自然と絡む...。さらには時代の流れにもあっててボウリング愛好家以外にも興味をひきやすい。
そんな「なにかひとつ」を考え中。嘘。もう考えてある。
なぜ「なにかひとつ」が必要か?
ボウリングだけで漫画として面白くするのは難しい(自分の力量では)
本やネットのコンテンツでアテンションが高いのは「役に立つ」系の要素が入ってる(時代の流れ)
その他に個人的な興味も加味した「なにかひとつ」を考えてある。
ここでは書かないが。 *注 自分なりの見解ですよ。
結論:読んで役に立つおもしろいボウリング漫画
よし、方向性は決まった。
引き続き資料や情報を集めて整理しつつ、まずは絵の研究とネームだ!
描く際のPOINTまとめ
・絵のタッチは、おしゃれポップ。クールに熱く。要検討。
・ストーリーは「ハマる」ところから「サクセスストーリー」でアゲアゲ。
・隠し味の「なにかひとつ」をストーリーに忍ばせて相乗効果をねらえ。
どこに投稿or持ち込む?
ジャンプ+とあしたのヤングジャンプに投稿しようかな。
まずは描けオレ。描け描け。
他にもホームページ、pixiv、マンガボックス、メディバン、LINEマンガ、noteにも投稿しようと思ってる。
投稿、即反応みれるってすごくいい。ネットにあがって客観的に作品をみれるのもいい。アラや残念なところも冷静にみれる。
そう考えたら前倒しでアップするのが吉。
やっぱり今はいい環境ですね。
持ち込みも好きだから持ち込みにも行きたい。
ワタシのボウリングの実力
マンガと直接は関係ないけど自分のボウリングの腕前は…まぁまぁです。
なぜか小さいときからスコアがよくて、といっても年に2、3回しかやらないのにそのたびにハイスコアが30くらいずつ上がっていったんです。
中学の卒業式の後にやったボウリングで185がでたのを覚えてる。もちろんハウスボールで。
結局、20代半ばくらいまで年に何回かやるくらいだったんだけど、200超えたの5回はあった。
専門学校やバイト先、地元の友達とやっても1番か2番の腕前ですね。アベレージは140くらいだったかな。
マイボールもないし定期的にやってないからこんなもんです。これを機に定期的にやろうかな。生涯スポーツだし趣味にいいよね。
筋トレとヨガでずいぶんフィジカル伸びたから今やったら昔よりいいスコア出ると思う。
#2 まとめ
やること多すぎぃ!ただ、方向性はみえてきたから作りながら考えよう。
問題は絵かな……
やっぱり「ボウリング」だけで物語をグイグイ引っ張っていくには相当の腕力が必要ですよね。「プラスアルファ」必要だな。
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