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20240214-0215 三拍子で歩く

2月14日、水曜日。

夕方から都心に出る。電車の中でくしゃみをしているおじさんがいて、「ブァークション!!!」としたあと「チキショウメ」と毎回言うのが気になる。花粉だろうか。

夫と友人と蕎麦屋に行く。門前で「ちょっと店長が風邪かもしれないので急遽店を閉めます」「ごめんなさい」というやりとりがあったので大戸屋に変更になった。

2月15日、木曜日。

午前中、歩く。歩きながらセリフを反芻する。腰が痛いことに気が付く。そういえば最近、歩き方に注意しはじめているので、そのせいかもしれない。結構痛い。このまま慢性の腰痛になったら困るなと思ってマツモトキヨシでコルセットを見た。

午後、ZOOMで稽古。セリフを読んでみる。声に出すことがとにかく大事だなと思った。声、体、気持ち、全部繋がっていることがわかる。準備しなくちゃ。

さらに午後、また歩く。腰の痛みの原因がなんであるのか突き止めたいと思っていろいろ歩き方を変えてみた。セリフを言いながら変な歩き方をしていたので道ゆく人に怪しまれても仕方ない。思い当たる節はある。今私の中で流行している歩き方がある。それは「三拍子で歩く」という歩行法だ。人は普段1、2、1、2と二拍子で歩いているが、それだと毎回踏み込む足が一緒で使う筋肉のバランスが悪い。1、2、3、1、2、3のリズムで歩けば毎回踏み出す足が右左右左と交互になるので、結果として体の全体の筋肉を満遍なく使うことになるのだという。最近図書館で借りた「歩き方の本」で読んで、なるほどと感心した。意識してみると、私はもはや二拍子で歩けているのかも怪しい。体にリズムがなさすぎるなと感じる。三拍子を意識してみる。心のなかで1、2、3と言いながら歩く。すると確かに踏み出しの足は交互になるが、まるでワルツを踊っているかのように街を歩いてしまう。なんだか、楽しい。ミュージカルでも始まりそうな予感だ。そして優雅な気持ちになる。皆さんにもやってみてもらいたい。でも、まあ、この歩き方で腰が痛いんじゃないかな(じゃあ勧めるな)。

歩き方がとにかく下手だ。内股で、右足の方が左足より余計内に曲がっている。自分の右足に左足をひっかけて転ぶこともある。この歪みは私の持つ個性かもしれないけど、でも、もう少し楽に上手く歩けるようになってみたい。最近やけにそう思う。

近所の地区センターの図書コーナーで先日芥川賞を受賞した九段里江さんの「東京同情塔」を借りた。今まさに超絶注目作がすぐに借りれるなんてこの図書コーナーの「市民から知られてなさ度」がすごい。私だけの図書コーナーと言っても過言だけど過言ではないという気持ちだ。

友人Aちゃんからなんの前触れもなくコーヒーと蕎麦が届いた。突然のプレゼント、本当に嬉しい。ありがとう。

作業、演劇のことを考える。演劇のことばかり考えてしまい、頭が休まらない。いいこと、悪いこと、それはわからない。もうひとつ考えていることがある。こちらはなにもまとまらず。もうしばらく自分の中で時間がかかることである。それだけはわかっている。演劇だって、そうか。なにひとつまとまらない。でも私はずっと演劇のことを考えている。ひとりでも、ふたりでも、みんなとでも。そうは思っている。



富士山が見えるとやっぱり嬉しいね(近所です)




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