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More Effective Agile読書会 #7 を開催しました

皆さんこんにちは。Women in Agile Japan(WiAJ)の伊藤いづみです!

6/21(火)にMore Effective Agile読書会の7回目を開催しました。
1回目の様子はこちら
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今回の様子

なんと監訳者登場!!!

長沢さん降臨!

いやー、ビックリです!
まさかの監訳者本人が飛び入り参加してくれました。こういうサプライズがあると読書会開催続けてよかったなぁと思います。
前回のkyon_mmさんといい、今回の長沢さんといい、More Effective Agile読書会をMore Effectiveにしてくれる方達が来てくれると盛り上がりますね。
次はだれが来てくれるのかな、ワクワク。

第17章 より効果的なアジャイル:組織文化

アジャイル開発は検査と適応の繰り返しです。必要な間違いを素早く犯すことでそこから学習し次の手を考えることが必要です。
そうなると、アジャイルな組織にはこの検査と適応を繰り返すために「間違いを許す」ことが求められます。
間違いや失敗を学習に繋がるひとつの経験であると捉えることが大切です。ただしどんな失敗であっても無邪気にしていいわけではありません。間違いには適切なリカバリ期間がありその範囲でリカバリすることも忘れないようにしましょう。

ちなみにこの図について「速い」「遅い」が何に対しての速度なのかわからなかったので訳者に直撃してみました。

意味合いとしては失敗に気づくまでの速さということでした。踏まえるとこんな解釈になると思います。

  • 意図的で気づくのが速い:ミスに早く気付けるタイミングがある(モブプロなど)

  • 意図的で気づくのが遅い:ミスに気付けるタイミングがある(が遅いので気付けるタイミングを早めると良い)

  • 非意図的で気づくのが速い:うっかりミスや凡ミス

  • 非意図的で気づくのが遅い:ミスというより事故に近い

また失敗を許容する組織になるために心理的安全性を高めるという話もありましたが、個人的に「心理的安全性を高める」という言葉が、何かを言っているようで何も言っていないような場面に出くわすことがあるなぁと思いそんなことをボヤいたりしていました。

第18章 より効果的なアジャイル:計測

計測といっても測る対象は様々です。作業量、プロセス、予測可能性などなど。8章では作業量の計測と作業の品質の計測の話でした。
作業の量を計測する方法にはストーリーポイントとベロシティがあり、小さく分割したストーリーポイントを使い、短いイテレーションで計測することによってチームのベロシティはわかりやすくなります。チーム間でベロシティを比較するのは意味がないことが多いのでやめましょう。

参加者の間では「品質や成果の測定のほうが難しそう、いったいどうやって測るのか?という話になりました。本書では手戻り率があげられていますが読書会では累積フロー図やサイクルタイム散布図、SLE(サービスレベル期待値)についても有効だという話になりました。このへんはどう有効なのかはまだ私は詳しく理解できてないんですが、理解する上での参考として以下の文献がオススメと紹介してもらいました。

スクラムに関していうと計測は計画に対してではなく、スプリントゴールを軸として計測することが大切です。また誰のために何を測定するかということも重要ですが実際の現場では、特に成果の測定については「何を測るか」のコンセンサスが取れていないことが多いよね、という話にもなりました。

次回の告知

今回は17章〜18章までを取り上げました。次回は19章からになります。
Compassのグループへ登録していただけますと読書会の通知が毎回届きます。
8回目へご参加の方はこちらから申し込みをお願いします。

ぜひWiAJのDiscordにご参加ください


WiAJでは2022年から"Women Agile Leaders 100 Challenge"と題して
「100人の女性アジャイルリーダーの創出」という大きな目標に向かって活動を始めています。
その活動の1つとして、私はIT業界で働く女性達が『一歩踏み出す』ことを積極的に支援したいと思っていて、読書会もその活動の1つになっています。

私たちの活動のお知らせの多くはDiscordで行っていますので、ぜひご参加ください。
またWiAJのこれまでの取り組みについては過去の記事をごらんいただければと思います。

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それでは今後ともWomen in Agile Japanをよろしくお願いいたします。

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