Women in Agile Japan の活動について
2022/1/5から3日間にわたりRegional Scrum Gathering Tokyo 2022が開催されました。私たちWomen in Agile Japanは以下の形で参加いたしました。
Night Sessionsにて現地の人達と交流会を実施。
コミュニティ紹介LTにてWomen in Agile Japanを紹介。
https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022/proposal/16210/night-sessions
これらの交流をきっかけとしてWomen in Agile JapanのDiscordの参加者がなんと50人を超えました。ありがとうございます!
当日は限られた時間の中でのコミュニティ紹介だったこともあり、活動の趣旨などを十分に伝えきれなかった部分がありましたのでこちらで改めて紹介いたします。
Women in Agile Japan とは
Women in Agileはアジャイルコミュニティでの女性の活動を支援する非営利組織です。同じ理念を持ち世界中で活動しているRegionは60団体を超えています。さまざまな国や文化的背景などもあるため活動方法や内容は各団体に一任されています。
私たちWomen in Agile JapanはWomen in AgileのJapan Regionになります。
このコミュニティは女性であること優遇したいとか特別扱いしたいというコミュニティではなく、むしろあらゆる違いを気にしなくてよい世の中を目指して始めた活動です。ですが「Women」という冠のイメージのせいなのかこの辺は少し誤解を与えてしまっている印象がありますので、ここで補足したいと思います。
どなたでも参加可能です
現状として、Women in Agile Japanは参加者を女性に限定しておらずどなたでもご参加いただけます。実際にDiscordには女性のみならず様々な参加者が集まっています。
女性の話題が多めです
私たちがまず最初に取り組むこととして女性のスクラムマスター・アジャイルコーチがキャリアを持続的に開発していけるよう支援をしていくことを決めました。そのため女性のキャリアやその支援についての話題が多くなっています。
Women in Agile Japan 活動に対する想い
少し私自分の話になります。
自分が出産子育てピークの時はまだ男性の育休もほぼ事例がなく「イクメン」なんて言葉もなく、子育ては母親メインなのが圧倒的に多い時代でした。仕事をするにも育児に影響が少ないようパートを選ぶとか、待機児童問題もあってある程度大きくなるまでは働かない選択をする人もいました。私自身も同じ理由で6年間IT業界を離脱していました。自分でした選択とはいえ20代後半〜30代という一番いい時期を逃してしまったという想いは強い後悔としてずっと心に残っています。
今は共働きがしやすいよう、制度的にはかなり整ってきたとは思いますが、実態としてはどれだけ追いついてるのかなぁとは思うことがあります。
制度と実態の差の話をもう一つすると、離婚した場合子供を引き取るのは母親の方が圧倒的に多いです。そういう面も加味すると子育てと仕事の両立で悩んでいるのは女性のほうが現実的には多いのです。そして子育てのために仕事をセーブした結果、キャリアや昇進で遅れをとってしまうこともあります。
そういう意味で、まだまだ実態としての男女差は存在すると思っています。
法や社会的ルールとしての男女平等やジェンダーレスを訴える集まりではなく、実態として追いついていない部分の手助けをしたいというのが私達の活動のモチベーションです。
このような「実態としての差」を減らしていくためには、まず「実態としての差」をみなさんに知っていただく必要があります。
ですが広く認知してもらうためには少数の声は非力であるため、ある程度の人数が集まって活動することに意味があると思っています。
活動といってもデモとか訴えを起こす方向ではなく、私たちが活動するIT業界で女性がより活躍しやすい場をつくろうという趣旨です。
この辺の想いをもっとうまく外に発信していきたいんですが、立ち上がったばかりというのもありなかなかうまくプロモーションできず力不足なところです。私たちの活動にご賛同いただけて一緒に活動してもいいよという方がおりましたらぜひ以下のSNSへご参加ください。
Discord
Facebookグループ(Discordをメインとして活動していますのでDiscordへの参加が推奨です。アカウントがない方はひとまずFacebookグループへご参加ください。)
それでは今後ともWomen in Agile Japanをよろしくお願いいたします。