見出し画像

キャリアは女性を幸せにするの?

ヘタでも言語化、どうもいづです。
このエントリは、Reginal Scrum Gathering Tokyo 2022(以下RSGT2022)のアドヴェントカレンダー17日目の記事になります。

RSGT2022の『Night Sessions』にWomen in Agileも参加させていただくことになりました。
今日は自己紹介がてら最近考えていたことを文字にしてみます。

https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2022/proposal/16210/night-sessions

自己紹介

私は現在クリエーションラインという会社でスクラムマスターとして働きながら2人の娘を育てています。
これまではSE兼スクラムマスターとして、長い間二足のわらじを履いていたのですが、現職への転職をきっかけに今後はアジャイルのスペシャリストを目指すことに決めました。またメインのお仕事以外では、

でも活動しています。
まわりの友達からは「バリバリ働くキャリアウーマンで毎日充実してそう」に見えるらしいのですが、実は私が辿ってきたキャリアは私自身がなりたいと思って目指してきたものではありません。

キャリアを積まざるを得なくなってしまった、ただのシングルマザー

もともとは『週3くらいでパートをする主婦』になって自分のお小遣いを稼ぐ程度の仕事しかしないのが理想でした。ですが7年前に予期せずシングルマザーになったためお小遣いを稼ぐ程度では済まなくなりました。1円でも多く稼ぐ為にはどうしたらいい?と日々考えるようになり、それは同時に自分のキャリアをどう積んでいくかと向き合うことでもありました。
長く働き続ける為にはカルチャーが良くて安定した企業の正社員でいたい、給料も毎年増えて欲しい。賞与も欲しい。
ですが、そのためには自分自身がその価値に値する人でなければならないわけです。
毎日そんなことを考えて行動していたら、いつの間にか今に至るという感じです。

あえてバリバリ働かない女性たち

先日ママ友達と飲んだ時に「生活の基本は旦那の給料で。そこで足りない分を補うのが私の役目。その程度で満足だしバリバリ働くのは大変そうだしめんどくさい」と言ってました。そうやって頼れる相手が側にいるのなら足りない部分をお互いに補って生きていくのは良い生き方だと思います。
まさに私の憧れです。
例え才能があり、キャリアを積めるチャンスが目の前にあったとしても、キャリアを積むという道を本人の意思で選ばないという生き方もあるのです。

キャリアと共に歩んできた道

一方で、予想外の出来事によって日々必死に働き続けている私ですが、これはこれでいい人生を歩んできたと思っています。
「いい人生を歩んできた」と思えるようになるまでには、辛くて辛くて部屋の隅で一人で泣いたり、他人を羨んで卑屈になり人格が変わったこともありましたが、今となってはそういう経験が私の糧になってくれたと思います。
また辛い経験は辛いだけではなく、人に頼ること、助けてもらうこと、感謝すること、謙虚でいることなどを教えてくれたありがたい経験でもありました。
そんなこんなで今では「シングルマザーも思うほど悪くないぞ」と胸を張って言えるようになりました。

キャリアを積みたい女性達が諦めなくていい社会へ

幸いなことに、私がいるIT業界はシングルマザーが割と働きやすい場所だと思います。私がこれまで働いてきたどの会社でも、私の置かれた環境に深い理解を示し、惜しみなくサポートしてくれました。
ですが、私のようなシングルマザーはまだ少数ではないでしょうか。
「子供が小さいうちは急に仕事を休まないとならない。休みすぎると迷惑をかけるから、バリバリ稼ぎたいけどパートで我慢している」という声をよく聞きます。
漠然とした願いになりますが、私のように意図せずキャリアを積まざるを得なくなった女性も含め、キャリアを積みたいと願っている全ての女性が、外的要因によってその道を阻まれることがない世の中になればいいと思っています。

おわりに

そんなわけで冒頭の『キャリアは女性を幸せにするの?』の問いに対しての答えは「キャリアと向きあって来たこの道だから得られたものがたくさんありそれは私にはとても幸せなこと。でも人による。」でしょうか。雑ですが。
このようにWomen in Agileでは女性がもっといきいきとするためにどんなことができるかを日々考えています。他のメンバーも記事を書いてくれるのでよければそちらもご覧ください。
それでは、RSGT2022の『Night Sessions』でお話しましょう!


いいなと思ったら応援しよう!