ファシリテーション勉強会「話したくなるファシリテーションについて学ぼう」 を開催しました
皆さんこんにちは。Women in Agile Japan(WiAJ)の伊藤いづみです!
WiAJでは毎月第三金曜日に定例イベントを実施しており、偶数月は勉強会、奇数月は雑談・よもやま話の会になってます。
今月は勉強会月なので、4/15(金)に「話したくなるファシリテーションについて学ぼう」というタイトルでイベントを開催しました。
講師はガオリュウさんこと高柳 謙さんです。
https://wiaj.connpass.com/event/243691/
アイスブレイク
軽く名前と今日の意気込みをMuralに書いてもらった後、アイスブレイクとして話したくなるのはどんなとき、話したくならないのはどんなときというテーマで、自由にふせんに書き出してもらいました。
ふせんを見ていると、話したくなるときはバランスよくコミュニケーションしながらディスカッションできている、話したくならないときは誰かにとっての一方的な場になっていたり議論がネガティブな方向へ行っているときのような感じがありますね。
メインセッション
メイントークではあらかじめ準備しておいたテーマについてガオリュウさんからフリーでトークしてもらおうと考えていました。
ですが、参加者の皆さんからファシリテーターに関する質問が止まらず、Muralは質問だらけに…!
後半に用意しておいた15分の質問タイムでは足りないと判断し、急遽参加者からの質問を中心にガオリュウさんにトークしてもらうことにしました。
参加者の知りたいことに合わせて場を柔軟に変化させていくことも良いファシリテーションのための場作りだと思うので、これはこれでとてもよかったと思います。
メインセッションで取り上げたテーマを少し紹介します。
[テーマ] オンラインでのファシリテーションで気をつけていることは?
オンラインでのファシリテーターは暗黙知を形式化するということをおっしゃっていました。
これはオンラインの場では自分が見ているものを相手も見ているとは限らないので、見える場所に書いて共有する、見えていないものは言葉で補足するなどをするそうです。
例えば、オンサイトではその場のみんなが理解できている話題については"頷く"などのリアクションで判断できると思います。オンライン(特に音声のみ)の場合はそういった視覚的な判断が難しいため「皆さん共感してますと思いますが…」などと言葉で前置きしてから次の話に進むなどをすると良いというアドバイスがありました。
またオンラインの場で起きがちなことの1つに誰かの意見に対して反応する人が少ないということがあると思いますが、静まった場をうまく導いていくために話してくれそうな人から先に話題をふってみて、少しずつ場を温めるような進め方もよいのでは、ということでした。
オンラインになってコミュニケーションは難しくなったと言われていますが、そのような状況でも参加者の言葉を引き出し自然と話したくなるようにするには、自分と相手との違いを理解し、そこを埋めるような細やかな"しかけ"があるんですね。
このお話をしているときには、実際にガオリュウさん自身が画面をオフにして言葉だけでファシリをしてもらい実演してもらいました。
[テーマ] 影のファシリ? "テーブルファシリテーター" とは
ガオリュウさんから提供していただいた話題でみなさんの興味を引いたのがテーブルファシリテーターという言葉です。
これはファシリテーターに近い意識をもって参加している参加者のことです。テーブルファシリテーターは”ファシリテーター”という明確な役割を担っているわけではありませんが必要に応じてファシリテーターのようにふるまうような感じです。
たとえば「さっきのこれがよくわからないんですけど、こういう意味でしょうか?」と(わかっていても)あえて質問することで、理解がおいついていない人を置いてけぼりにしないようなサポートをする、などもそうです。
またオンラインの場で起きがちなことの1つに誰かの意見に対して反応する人が少ないということがあると思いますが、静まった場をうまく導いていくために話してくれそうな人から先に話題をふってみて、少しずつ場を温めるような進め方もよいのでは、ということでした。
参加者の感想
参考になりました、さっそく明日から使ってみますという声も多数あり、みなさんの学びに貢献できる良いイベントになったと思います。
次回はEQ(Emotional Intelligence Quotient)とAgileをテーマにした勉強会を6月に開催予定です。決まったらconnpassで公開しようと思いますのでお楽しみに。
ぜひWiAJのDiscordにご参加ください
WiAJでは2022年から"Women Agile Leaders 100 Challenge"と題して
「100人の女性アジャイルリーダーの創出」という大きな目標に向かって活動を始めています。
その活動の1つとして、私はIT業界で働く女性達が『一歩踏み出す』ことを積極的に支援したいと思っていて、読書会もその活動の1つになっています。
私たちの活動のお知らせの多くはDiscordで行っていますので、ぜひご参加ください。
またWiAJのこれまでの取り組みについては過去の記事をごらんいただければと思います。
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それでは今後ともWomen in Agile Japanをよろしくお願いいたします。
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